出版社内容情報
幕末に数々の人材を育てた外交官・佐藤一斎が40年にわたって書き留めたリーダーのためのバイブル。西郷が選り抜いた101編を超訳。
内容説明
少にして学べば、則ち壮にして為すことあり。壮にして学べば、則ち老いて衰えず。老いて学べば、則ち死して朽ちず。西郷が厳選し生涯愛読した「リーダーの聖典」全101篇を、わかりやすい訳で完全解説!
目次
第1章 言志録(成功する人のマインド;偉人に憧れてはいけない ほか)
第2章 言志後録(学びの道は一生続く;道を究めるのに昼夜の別なし ほか)
第3章 言志晩録(政治の王道;スタートラインは同じ ほか)
第4章 言志耋録(志を持って学ぶべし;自分に克つ ほか)
著者等紹介
濱田浩一郎[ハマダコウイチロウ]
1983年生まれ。兵庫県相生市出身。歴史学者、作家、評論家。皇學館大学大学院文学研究科博士後期課程単位取得満期退学。兵庫県立大学内播磨学研究所研究員・姫路日ノ本短期大学講師・姫路獨協大学講師を歴任。大阪観光大学観光学研究所客員研究員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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すくすく
13
言志四録の中でも西郷隆盛が大切にしていた101の言葉を解説。死生観や、生涯で為すことについての言葉が印象にのこる。彼の覚悟、腹づもりの強さを感じるような気がした。2023/05/04
hatman
7
薩長好きに傾いた学者が書いた言志四録の超訳本。偏った歴史観で短く解説があるので内容が薄い。 敬天愛人、西郷さんには会ってみたいが、著作の西郷さん像には共感できない。2021/07/03
Mihoko
5
言志四録を読みたかったが図書館になかったのでこちらの本を読了。 西郷隆盛を通して書かれているので、西郷隆盛ファンにはバッチリ 佐藤一斎を知りたい方は別の書籍お勧めです。 為になる言葉がつづられていました。2023/03/09
おの
5
図書館本。よき。西郷さんのエピソードと共に解説されている。島津斉彬が明君なのは知っていたが、久光もちゃんと私欲を抑えて公欲で動けているエピソードがあり意外だった。幕末らへんの本を読み直そうかしら。2020/12/26
whitespring
3
見開き2ページで、一つの言葉を説明している。 もともと一斎先生の教えは難しいのかな。左側の解説のページが、教えの本質から西郷さんの行動に重点を置いているページが多い。西郷さんの日本に与えた影響が大きかったのがわかった。西郷さんのことをより知りたくなる本。2020/08/15