出版社内容情報
分断が進む世界の中で、市井の人々が紡ぐ熟議にもとづく民主主義
度重なる政治問題や議員の不祥事などによって、民主主義政治に対する国民の諦観や無関心が広がり、さらに近年のポピュリズム台頭は、選挙など代議制民主主義の仕組みそのものの限界すら露呈しつつある。この問題に、主権者たる国民である私たち一人ひとりが担う責任はないのか―。本書は、成人に改めて民主主義社会の構成員であることの自覚を促す主権者教育の充実を目指し、その方途としての熟議民主主義の有用性およびミニ・パブリックスの実践事例を示す。民主主義の現代的危機に抗し、新たな視座を与える著者渾身の一冊!
【目次】
まえがき
序 章 研究の背景
第1章 民主主義のあり方を問い直す熟議民主主義の理論と実践
第2章 市民的公共圏の形成と熟議民主主義
第3章 成人への主権者教育としての政治参加と熟議民主主義
第4章 成人の政治参加を拡大する地方レベルの熟議民主主義の可能性
第5章 熟議を通じた成人の政治参加のロトクラシーとしての可能性
終 章 研究のまとめ
参考文献/あとがき/事項索引/人名索引



