内容説明
激変する世界情勢の中、国際刑事裁判所(ICC)の意義と役割の全て!!創設から22年、世界を揺るがす「最も重大な犯罪」を裁き、抑制するという期待と重責を担う国際刑事裁判所(ICC)。第二版から約10年の間の活動の拡大と蓄積した判例を反映すべく、新たにICC元裁判官尾〓氏を共編者として迎え、刑事責任の章を新設するなど全面再編。そして注目されるウクライナ・ガザ事態への対応も踏まえ、その意義、機能、法的課題を包括的に分析・詳述。さらに新たに組織図、裁判過程図、判例一覧等の資料編を新設した、初学者から専門家まで対応する類書のない最新の第三版。
目次
国際刑事裁判の発展と課題
ICCにおける管轄権の構造と受理許容性
集団殺害犯罪(ジェノサイド罪)
人道に対する犯罪
戦争犯罪
侵略犯罪
刑事責任
捜査と検察官の役割
裁判手続
被害者の地位
裁判所に対する協力
締約国会議
資料
著者等紹介
尾〓久仁子[オザキクニコ]
1979年外務省入省。2021年中央大学法学部特任教授。東京大学学士(教養)、オクスフォード大学M.Phil(International Relations)
洪恵子[コウケイコ]
1996年上智大学大学院法学研究科博士後期課程満期退学。2018年1月‐2022年1月国連・人種差別撤廃委員会委員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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