内容説明
ユニークな高等教育機関―独立学院についての類書なき総合的研究!日本同様、大学の大衆化・グローバル化が進行する現代の中国。時代の変化に合わせて様々な教育のあり方が試みられる中、総合大学を母体とした新たな高等教育機関としての独立学院が90年代末に誕生した。本書は、独立学院というユニークな制度の発足から今日に至る展開を辿るとともに、その多様な教育実践、教育効果、そして直面している課題も捉えた包括的研究の書!
目次
本書の狙いと分析の視点
第1部 成立編:新制度の発足(独立学院の登場・現状・課題)
第2部 展開編:普及に伴う質保証と差別化(政府を主体とする外部質保証と実施効果;機関別進学者の属性から見た独立学院の社会的イメージ;応用型教育の展開と効果―政府・機関・学生の視点;独立学院の教育効果とその規定要因―アウトカムの視点;消費者としての学生(卒業生)から見た独立学院への投資価値)
第3部 将来展望編:変貌(独立学院制度の将来展望)
第4部 示唆編:高等教育発展への示唆(高等教育発展への示唆)
著者等紹介
潘秋静[パンシュウセイ]
1988年中国福建省生まれ。2010年7月厦門大学嘉庚学院日本語学科卒業、学士(文学)。2022年4月山梨学院大学経営学部(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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