内容説明
今なお世界各地で止まない紛争―人道的危機に国際法は無力か?ウクライナやガザでの紛争、パンデミック、グローバル環境問題など、領域横断的に生じている様々な国際問題の解決をリードすべき先進諸国の足並みが乱れている昨今、国際秩序と文民の命を守る国際法の意義を改めて問われているといえよう。本書は、ロシアによるウクライナ侵攻、SDGsをめぐる環境問題、COVID‐19の感染拡大、捕鯨問題、北方領土や尖閣諸島といった領土問題など、様々な二国間・多国間外交問題の各具体事例と国際法との関わりを取り上げた論考を集約し、現代国際法の意義とあるべき姿をまざまざと示した一冊!
目次
第1部 国際法で読み解く多国間問題(ロシアのウクライナ侵攻;SDGsと国際法;新型コロナウイルスと国際法;ビジネスと人権;国家管轄権外区域の海洋生物多様性の保全及び持続可能な利用(BBNJ)
捕鯨問題)
第2部 国際法で読み解く二国間問題(領土問題;国際法で読み解く外交問題;外交問題に関する新聞時評)
著者等紹介
坂元茂樹[サカモトシゲキ]
神戸大学名誉教授、法学博士(神戸大学)。一般財団法人国際法学会代表理事、国際人権法学会理事長、日本海洋政策学会会長、日本海洋法研究会会長、国連人権理事会諮問委員会委員、国連海洋法条約附属書7に基づく仲裁人、みなみまぐろ事件(豪州・NZ対日本)日本政府代表団顧問、海上保安庁海上法執行調査研究委員会委員長、最高検察庁参与、(公財)人権教育啓発推進センター理事長、(公財)世界人権問題研究センター理事長などを歴任(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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