内容説明
授業目標の明確化、その目標に向けたカリキュラム計画のデザイン、それらを評定する際の整合性チェック―授業を行う上で求められる様々な必要要素を分析できるツールがあると、教師自身のリフレクションが容易となり、さらなる教育の質向上へとつながる―。「何を/どのように学ぶか」という一見単純な二項をそれぞれ「4つの知識タイプ/6つの認知プロセス・カテゴリー」に分類し、それらを二次元マトリクス上に重ね合わせたタキソノミー(分類体系)という画期的フレームワークの活用法を示した名著が待望の邦訳!
目次
第1部 タキソノミー:教育の目標と生徒の学習(はじめに;目標の構造、具体性、および問題点)
第2部 改訂版タキソノミーの構造(タキソノミー・テーブル;知識次元;認知プロセス次元)
第3部 タキソノミーの活用例(タキソノミー・テーブルの活用;ヴィネットのはじめに;栄養のヴィネット;マクベスのヴィネット;足し算のファクトのヴィネット;議会が制定した条例のヴィネット;火山?ここ?のヴィネット;レポートライティングのヴィネット;教室での授業に関する長年の質問に対応する)
第4部 タキソノミーの概観(代替フレームワークとオリジナルとの関係;タキソノミーの構造に関する実証研究;未解決の問題)
著者等紹介
中西穂高[ナカニシホダカ]
帝京大学先端総合研究機構特任教授、明治大学公共政策大学院兼任講師。東京大学理学部卒。米国ペンシルベニア大学大学院修了、都市計画学修士。東京工業大学大学院イノベーションマネジメント研究科修了、博士(学術)。通商産業省(現、経済産業省)入省、高知県副知事、内閣参事官、東京工業大学教授等を経て現職。研究テーマはテレワーク、クラウドソーシング、地域活性化、産学連携
中西千春[ナカニシチハル]
国立音楽大学教授。米国ペンシルベニア大学教育学大学院修了、TESOL修士。東京工業大学大学院社会理工学部研究科修了、博士(学術)。専門:英語教育・教育工学。研究テーマはリメディアル教育における思考力・表現力の育成、タキソノミー・テーブルとICEモデルを活用した授業デザイン、演奏教師のためのFD
安藤香織[アンドウカオリ]
国際医療福祉大学専任講師。英国ニューカッスル大学大学院修了、翻訳・通訳修士および応用言語学TESOL修士。専門:英語教育。研究テーマは発音教育English for Specific Purposes(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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