内容説明
グローバル化の進展とともに外国語の重要性が謳われて久しい一方、わが国の英語教育は学習開始時期が早まりはしたものの、あくまで受験科目としての認識が未だに強い。本書は、多様な言語・文化的背景を有する47カ国が加盟する欧州評議会が生んだ、テストに基づかない使える言語力「CEFR(セファール)」の理念と導入経緯、そしてCEFRを交換留学の基準とした日本の大学の実践を解説した、東信堂ブックレット第4弾!
目次
第1章 排除かインクルーシブ(包摂、共生、統合)か(一民族一言語一国家の実態;新渡戸稲造と国際連盟;移民と難民とヨーロッパ;EUの教育・言語政策;欧州安全保障協力会議 ほか)
第2章 欧州評議会とCEFR(セファール)(欧州評議会と言語政策;欧州評議会の複言語主義;コンピテンス理論で言語教育を構成する;CEFRの理念;CEFRのコンピテンス論 ほか)
第3章 EUの言語状況
著者等紹介
福田誠治[フクタセイジ]
1950年岐阜県生まれ。1979年より42年間都留文科大学に勤務。前都留文科大学学長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。