内容説明
故山崎仁朗氏の博士論文構想を基に、遺された膨大な業績が、氏の遺志を継ぐ研究者たちによって纏め上げられた。地域自治に関する緻密な理論構築および日本とドイツの各地域で実施した調査・比較分析を通じて、地域住民による自治と行政制度による統治の架橋を目指し、住民主体の地域自治を促す制度のあり方を追究。
目次
理論編(J.ハーバーマスにおける「コミュニケーション権力」概念について;地域自治をどう考えるか;鈴木榮太郎における「自然」と「行政」―「地域自治の社会学」のための予備的考察;鈴木榮太郎における自然村理解の展開過程について;なぜ、いま、自治省コミュニティ施策を問い直すのか;コミュニティ施策のあり方を考える―広原盛明氏の書評にこたえて;参考:地域自治にかんする論点メモ)
実証編1 ドイツ(地域協議会;市民団体)
実証編2 日本(自治省コミュニティ地区;新たな動き―地域自治区)
著者等紹介
山崎仁朗[ヤマザキキミアキ]
1965年生まれ。名古屋大学大学院文学研究科博士後期課程途中退学。地域社会学専攻。名古屋大学文学部助手(社会学)を経て、岐阜大学地域科学部専任講師、後に同教授。2017年他界(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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