内容説明
為替操作、政府系ファンド、途上国債務という国際金融の課題は、国際経済はもとより外交にも大きな影響を与える。国際法・外交ブックレットの第1弾である本書では、これらをめぐる国際法上の諸課題につき検討する。
目次
1 為替操作と国際法(通貨制度と為替操作;通貨主権と為替操作;IMF協定と為替操作;WTO協定と為替操作;省察)
2 政府系ファンドと国際法(SWFの定義と実態;サンチャゴ原則;米国財務省と2つのSWFとの合意;SWF投資受入側の動向;SWFと外資規制;SWFと社会的責任投資;SWFと主権免除、課税免除;SWFと国家責務問題、「民衆の富の簒奪」問題)
3 途上国債務と国際法(国家債務不履行への対処に関連する国際法ルール;パリ・クラブによる国家債務問題の処理―その国際法上の特徴;odious debtと国際法)
著者等紹介
中谷和弘[ナカタニカズヒロ]
1960年5月東京に生まれる。1983年3月東京大学法学部卒業。4月東京大学法学部助手。1986年4月東京大学法学部助教授。1999年4月東京大学大学院法学政治学研究科教授。専攻:国際法(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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