内容説明
ライティングセンターの導入が各大学に広がってはいるものの、多くは小規模に留まり、制度自体がすでに形骸化している大学さえある。そんな中、津田塾大学と関西大学は2012年から2016年にわたる連携的・継続的なライティング支援に取組んだ。本書は、情報リテラシーや読解力、論理的思考能力をも含めた総合的な“書く力”の育成のためのライティング支援体制を目指した2大学の全学的取組みと、そこでの試行錯誤を余すところなく記述した一冊である。
目次
第1章 書く力の育成とライティングセンター
第2章 関西大学ライティングラボ
第3章 津田塾大学ライティングセンター
第4章 ルーブリックを活用する
第5章 eポートフォリオを活用する
第6章 正課と連動したライティング支援や入試形態別のライティング支援を考える
第7章 ICTを活用したライティング支援
第8章 ライティングセンターにおける英語ライティング支援