内容説明
2030年日本社会はどうあるか?秩序構成原理、それは「介護される人」と「介護する法人」の二分法か?細分化する社会事象を感覚的説明で終わらせる社会学、過去への歴史回顧に終始するアーカイブ整理社会学に抗して、マルクス、ウェーバー、ケインズ、パーソンズ、シュッツ、ハーバマス、ルーマンへと連なる社会科学の不朽の理論知から湧出してくるロジックにしたがった未来社会論。
目次
第1部 理論社会学の基本概念(媒体「身体」と時空;社会的諸世界の分節(articulation)
媒体「言語」と「人」
老化、寿命、代替)
第2部 「勤労」の帰結―人生の同一性(長寿というリスク;死への形而上学―没宗教性の宗教性;「労働の意味」―マルクスとウェーバーの予言;「完全雇用」という短期期待―ケインズの着想)
第3部 「統治」の帰結―社会の同一性(ホッブス問題とは何か?―言論と討議の国家神学;システム統合と社会統合;仮想時空の自由化と再封建化;民主政と国家神学)
著者等紹介
森元孝[モリモトタカ]
社会学者、博士(文学)。1955年生まれ。早稲田大学文化構想学部社会構築論系教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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