内容説明
グローバル時代・異質な文化、価値観を持つ人々との共生の時代のための人間形成にわが国の教育はいかに資するか。教員としても経験豊富な著者は、教育理論のみならず授業としての実践面における検証にも注力し、教員による上からの「教示」ではなく、「対話」―教員と学生、学生間、さらには自己内の「対話」に“多文化共生”への活路を見出す。“多文化共生”のための人間形成理論と授業実践を架橋した対話型授業論の有効性を立証した本書により、教育研究者はじめ小・中・高の教員は示唆と励ましを得るだろう。
目次
序章 研究の目的、意義、方法
第1章 グローバル時代の人間形成の要件の考察
第2章 対話型授業を支える対話理論の考察
第3章 グローバル時代の対話型授業の要件の考察
第4章 対話型授業の実践的研究
第5章 グローバル時代の人間形成を希求する対話型授業の提示
終章 研究の成果と課題
著者等紹介
多田孝志[タダタカシ]
1945年山梨県生まれ。金沢学院大学文学部教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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