内容説明
住宅政策を蔑ろにし、土地と空間の利用を自己利益や市場競争に委ねてきた政府の欺瞞。誰もが身も心も安心して暮らすことのできる「住居」の確保が必要だ!著者の処女作『空間価値論』をさらに具体化させた労作。
目次
第1部 居住福祉資源の意義―生活空間の使用価値(生活空間は福祉の基礎;生活空間使用価値の特殊性;生活空間は「居住福祉資源」である)
第2部 居住福祉資源の発見(寺社は地域の居住福祉資源;暮らしの中の「居住福祉資源」;子どもを見守る ほか)
第3部 居住福祉資源の形成―居住政策と居住の権利意識(日本の住宅政策改革の基本的課題;意見書)
著者等紹介
早川和男[ハヤカワカズオ]
1931年奈良市に生まれる。1955年京都大学工学部建築学科卒。1956年日本住宅公団技師。1962年建設省建築研究所住宅計画・都市計画・建設経済各研究室長、大臣官房技術調査官(兼務)。現在、神戸大学名誉教授。日本居住福祉学会会長。社会福祉法人きらくえん後援会長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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