内容説明
本書は、「天皇制とは何か」と問いかけ、この問題と格闘し、または格闘しえなかった代表的な社会主義者の姿勢を追求したものである。
目次
第1章 天皇制とは何か
第2章 高畠素之の挑戦―天皇主義の構成要素
第3章 コミンテルンと「レーニン主義」
第4章 山川思想の歴史的位置―デモクラシー批判から協同戦線党まで
第5章 共産党史上の荒畑寒村
第6章 共産主義運動の転換とその限界―福本和夫の思想
第7章 一九二六年の左翼政治運動―福本主義の形成
第8章 スターリン主義への転機―福本主義の批判
第9章 「プチ・帝国主義」論争―高橋亀吉と猪俣津南雄
終章 敗北の諸相―帰結としての大量転向
著者等紹介
伊藤晃[イトウアキラ]
1941年北海道に生まれる。1964年東京教育大学卒業。1971年千葉工業大学に勤務。専攻は日本社会主義運動史、労働運動史。現在、千葉工業大学教授
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