内容説明
3・11から6年、今読まれるべき故郷から避難した人びとの生活と思い。
目次
広域避難の概要と本書の課題
第1部 広域避難の経過と支援の特徴(原発避難と新潟県―「支援の文化」の蓄積と継承;柏崎市の広域避難者支援と「あまやどり」の5年間;「仲間」としての広域避難者支援―柏崎市・サロン「むげん」の5年間)
第2部 広域避難者の記録(「宙づり」の持続―新潟県への強制避難;「避難の権利」を求めて―新潟県への自主避難;避難者と故郷をゆるやかにつなぐ―「福浦こども応援団」の試み;補論 広域避難調査と「個別性」の問題―福島原発事故後の新潟県の事例から)
第3部 場所と記憶―「再生」への手がかりを求めて(災害からの集落の再生と変容―新潟県山古志地域の事例;「場所」をめぐる感情とつながり―災害による喪失と再生を手がかりとして;災害からの復興と「感情」のゆくえ―原発避難の事例を手がかりに)
「復興」と「地域」の問い直し
著者等紹介
松井克浩[マツイカツヒロ]
1961年新潟県生まれ。宮城県女川町に育つ。1991年東北大学大学院文学研究科博士課程単位取得退学。現在、新潟大学人文学部教授(社会学理論・地域社会学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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