内容説明
紛争が国家間から内戦・難民激増・テロなどに形態変化する中、一人一人の人間の生命、生活、居住、食糧、健康を守ることが、今日世界の喫緊の解決課題だ。そうした人間の安全保障の視点から本書は、核軍縮、憲法、平和・紛争概念そして労働、環境、教育に至るまで多領域にわたり、平和と公正の実現をめざす国際共生を総合的に論じる。
目次
第1章 核軍縮と「人類の安全保障」
第2章 平和憲法と「非戦型安全保障」
第3章 安全保障アプローチから紛争転換を軸とした平和アプローチへの移行
第4章 国際共生と「共通の安全保障」
第5章 国際共生の礎を築く「人間の安全保障」
第6章 職場の労働安全と「人間の安全保障」
第7章 「環境安全保障」における持続可能な開発
第8章 エジプトの教育改革から見る「教育の安全保障」
著者等紹介
黒澤満[クロサワミツル]
大阪大学大学院法学研究科博士課程単位取得退学、博士(法学)、専門領域:国際平和、軍縮、現在大阪女学院大学教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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