内容説明
いま、直面する大学改革の方向を指し示す基本原理は何処から来るのか?高等教育の理論、企業経営論、アメリカの改革手法…。しかし、厳しい現実と格闘し努力を重ね創り上げられた改革方策、苦労の末、到達した成果、この事例に勝るものは無い。著者が10年間に訪問し、聞き取った111大学の改革のエッセンスによる改革の基本原理。
目次
達成目標を鮮明に、自覚的行動を作り、トップと現場を一体化させる
目標実現には、組織改革先行、成果指標、プロセス指標で多くの教職員を行動に巻き込む
都市移転か地域密着か、真の力は改革の持続、先を読んだ構造改革に立ち向かう
学生を伸ばす熱意ある実践的な教育、ニーズに応える学部作りが大学の評価を作る
全授業公開、任期制の先駆的かつ厳しい評価、綿密な中期計画と改革実行力が改革推進を支える
ピアサポート、一貫した学生本位の教育や学部再編、その推進のためのプロジェクトが本物を作る
EMなど最先端の手法による教育改善、教学方針の明示と達成評価で個性ある教育を創造
全国に通用する強い特色作りにこだわり、それを徹底し、推進するマネジメントを作り出す
鮮明な目標(中期計画)、徹底した少人数の丁寧な教育、高い就職実績が発展を作り出す
強いリーダーシップ、正しい政策方針の浸透、強力な補佐体制、力ある教職員の育成が前進を作り出す〔ほか〕
著者等紹介
篠田道夫[シノダミチオ]
桜美林大学教授。日本福祉大学学園参与。昭和25年2月22日生。現住所・長野県伊那市。愛知大学法経学部法学科卒業。昭和47年4月学校法人日本福祉大学職員に採用される。図書館課、学生課、庶務課等を経て、昭和59年4月広報課長、昭和60年4月庶務課長、平成元年6月総務部長、平成6年4月学園事務局次長兼大学事務局長、平成9年4月学園事務局長。平成9年4月学校法人日本福祉大学理事就任。(平成25年3月まで)。平成24年4月桜美林大学大学院教授。平成25年4月学校法人日本福祉大学学園参与就任(現在に至る)。平成25年4月大正大学特命教授(非常勤)(現在に至る(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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