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ウォード博士の驚異の「動物行動学入門」 動物のひみつ―争い・裏切り・協力・繁栄の謎を追う

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  • サイズ 46判/ページ数 736p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784478116289
  • NDC分類 481.78
  • Cコード C0045

出版社内容情報

生き物たちは、驚くほど人間に似ている。

ネズミは冷たい雨に濡れた仲間を助けるためにわざわざ出かけるし、アリは女王のためには自爆だっていとわない。カケスは雛を育てるために集団で保育園を運営しているし、ゾウは亡くなった家族のために葬儀を行う。

あまりよくない面でいえば、バッタは何百万匹の集団になり危機的な飢餓状況になると飢えた群れが仲間に襲いかかるし、動物園の器具を壊したゴリラは怒られるのが嫌で犯人は同居している猫だと(手話で)指し示す・・・といったように、どこか私たちの姿をみているようだ。
 
過酷な自然界において野生動物たちは生き残りをかけて日夜闘いを繰り広げている。しかし、それだけではない。野生動物たちは仲間と助け合って種をつないできた。

本書は、シドニー大学の「動物行動学」の教授であり、アフリカから南極まで世界中を旅する著者が、好奇心旺盛な視点とユーモアで、動物たちのさまざまな生態とその背景にある「社会性」に迫りながら、彼らの知られざる行動の数々、自然の偉大な驚異の数々を紹介する。

人間もまた社会性動物であり、生き物たちは、驚くほど私たちに似ている。

動物への古い固定観念を取り払い、ダーウィンの進化論を陳腐化し、「弱肉強食の自然界」という固定観念を打ち破る!

読むと、あなたの「世界観」が変わる、最高に知的刺激のある書。

内容説明

ウォール・ストリート・ジャーナル、ガーディアン、サンデー・タイムズ、各紙絶賛!ネズミは水に濡れた仲間を助けるために出かけるし、シロアリは女王のためには自爆をいとわない。カケスは雛を育てるために集団で保育園を運営し、ゾウは亡くなった家族の死を悼む。あまりよくない面でいえば、バッタは危機的な飢餓状況になると仲間に襲いかかり、動物園の器具を壊したゴリラは怒られるのが嫌で犯人は同居している猫だと示す…といったように、どこか私たちの姿を見ているようだ。アフリカから南極まで世界中を旅する著者が、動物たちのさまざまな生態とその背景にある「社会性」に迫りながら、彼らの知られざる行動の数々を紹介。動物や人物たちへの固定観念を打ち破る知的発見の一冊!

目次

1章 氷と嵐の世界に棲む謎の生物
2章 シロアリはコロニーを守るために自爆する
3章 イトヨが決断するとき
4章 渡り鳥は「群衆の叡智」で空を飛ぶ
5章 ネズミ、都市の嫌われ者が私たちに生き方を教えてくれる
6章 家族の死を悼むゾウ
7章 ライオン、オオカミ、ハイエナが生き延びるための策
8章 クジラ、イルカ、シャチ、最も謎めいた動物
9章 類人猿の戦争と平和

著者等紹介

ウォード,アシュリー[ウォード,アシュリー] [Ward,Ashley]
英国ヨークシャー出身。シドニー大学の動物行動学の教授。ナンキョクオキアミから人類を含む哺乳類まで、動物行動の研究を積み重ねてきた。科学雑誌に100以上の論文を発表し、多くの学術書に引用されている

夏目大[ナツメダイ]
出版翻訳家。同志社大学文学部卒。大手メーカーにSEとして勤務した後、現職(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

tonnura007

41
久方ぶりの生物の学習となった。オキアミやアリからチンパンジーまで、それぞれの生物がとてつもなく長い年月の中で得た生態について、著者のユーモアを挟みながら語られる。 人間が優れていて小さな虫は下等である、というような考えは消え失せる。蟻塚がキメラというのは面白いし、サバクトビバッタやドブネズミの記述には驚くばかり。また、雄と雌は生殖という意味だけで区切られるのではなく、役割分担することでその種の生存有利に働いているということも痛感する。 人間が及ぼす悪影響について語る部分は説教臭くなる所が玉に瑕。2024/04/23

グラコロ

27
群れや集団で生きる動物が社会生活でどのように行動するのか、シロアリからクジラまでさまざまな生態がそれはもうたんまりと網羅されている。イメージとは違い、驚きだったり意外だったり、ヘンテコだったり心温まるものだったりで、700ページ超えも何の苦も無く読ませる。お気に入りのエピソードは、群れから追い出された畸形のイルカを家族同様に迎えたマッコウクジラたち。泣ける。とても幸せな読書時間をすごせた。2025/02/05

geshi

23
昆虫から類人猿に至るまで広範な動物たちの生態から「社会性」が見えてくる。ボリュームも取り扱う種類も多量だが、1つの節が短くの平易な書き方がされているので、スイスイ読める動物行動学の入門書。個体として知性が高くなくても集団での知性で生き残る昆虫や魚や鳥たち、社会からはぐれた者が新たな社会を築くシステム、高度な社会関係を利用して仲間を騙すサル、動物たちの「社会性」はどこか人間と似ていて、人間と他の動物との社会行動の違いは質的なものではなく量的なものだという示唆に納得。2024/10/30

スイ

19
手に取った時には分厚さに怯んだけれども、読み始めたら一気! ユーモラスでわかりやすい文章と、とても興味深い内容で読み終えるのが惜しいほど。 居心地のいい部屋と悪い部屋のネズミの話がたまらなくてねえ…思わず娘に話し、それから度々二人でその話をしている。 様々な生き物たちの生き方に畏敬の念を覚えた。 しかしたいていの生き物の終わりには人間のせいで危機に瀕している、という言葉が入っていてさぁ…人間滅びちまえの気持ちになる。 なるけども、もはやそれで投げ出せる程度の罪業じゃないもの…できることやらなきゃだよ。2024/05/27

ぷら

14
翻訳本で700頁超えで、まさかの2千円。なんてお得!?というのが第一印象。そして中身も充実したものでありました。 社会性を持つ生き物達に着目した本であり、帯に「生き物たちは、驚くほど人間に似ている。」とある事から人類の社会性との類似点にも触れられているのかな?と思ったけれど、人類の話題はなく群れを作る生き物達の生態のお話しだった。 その対象となる生き物も哺乳類から鳥類、魚類、昆虫と幅広く書かれていて、ともかく面白い。生き物が好きな人、生き物と関わる人にぜひ読んで頂きたい。 私より動物達の方がコミュ力ある。2024/11/23

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