内容説明
互恵的労働の発展、日本の新たな隣人―外国人労働者の受け入れ。中国人中心から今やアジア全域に広がりつつある技能実習生をはじめ、広範な実態調査を通じて外国人労働者の生活と希望を明らかにし、現状の問題点を提示するとともに、彼らを単に安価な労働力とみなす既成観念を打破し、移動のグローバリゼーションについて考える。
目次
第1章 居住外国人労働者の経済への波及効果―富山県を中心に
第2章 外国人労働者の地域活動に関わる諸問題
第3章 中国人技能研修・実習生の日本在留と離脱
第4章 外国人技能実習制度の動向
第5章 中国人技能実習生の仕事(施盤工の話)
第6章 近年の技能実習生の動向―中国人の離脱・停滞と東南アジア人の増大
著者等紹介
坂幸夫[サカユキオ]
法政大学大学院社会科学研究科博士後期課程満期退学。富山大学名誉教授。専攻、労働経済学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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