内容説明
常に社会的関心の的である大学入試に比べ、大学院入試の注目度は明らかに低い。中・台・韓・日共通のこの状況は、各国両入試に関する研究蓄積の差にも現れている。各々の国情を踏まえつつ共に重要な柱である高等教育の両入試制度の共通性と相違性を明らかにするだけでなく、両制度改革のさらに先にあるものを包括的に考察。アジアを先導するエンジンの役割を持つ4か国の高等教育入試の現状と改革を活写した。
目次
序章 問題関心と本書の目的
第1章 中国における大学及び大学院の入学者選抜
第2章 台湾における大学及び大学院の入学者選抜
第3章 韓国における大学及び大学院の入学者選抜
第4章 日本における大学及び大学院の入学者選抜
第5章 比較考察
終章 2つの入学者選抜制度から見えるもの
著者等紹介
南部広孝[ナンブヒロタカ]
1967年生まれ。京都大学教育学部卒業。同大学大学院博士後期課程学修認定退学。博士(教育学)。比較教育学専攻。広島大学大学教育研究センター(現高等教育研究開発センター)助手、長崎大学アドミッションセンター講師・同助教授(准教授)を経て、京都大学大学院教育学研究科准教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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