内容説明
大統領選を勝ち抜いたものが最初にやらないといけないことは何か?クリントンが記者からのスキャンダル追及をかわすためにとった危機管理の手段は何か?ブッシュ(子)がマネジメントを重視した大統領であるがゆえに陥った広報上の躓きとは?なぜカーターやブッシュ(父)は再選できなかったのか?リーダーは自らのメッセージをどう発信すべきか、その方法と組織は―長年、ホワイトハウスの広報戦略をインサイドから観察し続けてきた研究者の的確な叙述と考察。
目次
第1章 効果的なコミュニケーション活動の仕組づくり(大統領のコミュニケーションの課題;現代のホワイトハウスのコミュニケーション活動 ほか)
第2章 ビル・クリントン大統領のコミュニケーション活動(就任する時;大統領の主張を支持する ほか)
第3章 ジョージ・W.ブッシュ大統領のコミュニケーション活動(就任する時;大統領の主張を支持する ほか)
第4章 バラク・オバマ大統領のコミュニケーション活動(大統領職を報道することに報道機関が置く優先度;大統領が記者と会見する場所 ほか)
第5章 大統領のメッセージを伝えるために(効果的な大統領のコミュニケーション活動の要素;上手なコミュニケーション活動が大統領にもたらすもの ほか)
著者等紹介
クマー,マーサ・J.[クマー,マーサJ.] [Kumar,Martha Joynt]
タウソン大学教授(政治科学学部)。大統領とメディアの関係、政権移行を中心にホワイトハウスについて研究を行っている。また、大統領が交代した場合の政権移行円滑に行うための超党派の研究者グループによるWhite House Transition Projectのディレクターを務めている。コネチカット・カレッジ卒。コロンビア大学で修士号、博士号取得
吉牟田剛[ヨシムタツヨシ]
総務省勤務。これまでに内閣総理大臣官房広報室、外務省出向(在米国日本国大使館一等書記官)、村上誠一郎行政改革担当大臣秘書官(事務)、内閣参事官(総理大臣官邸報道室長)、総務省政策評価広報課長などを経験。東京大学卒。ハーバード・ケネディスクール、大阪大学大学院で修士号、博士号取得(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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