内容説明
コメニウスは、体系的教育書『大教授学』や絵入り学習書『世界図絵』等により、教育学史上すでに著名な人物である。しかし三十年戦争の渦中ヨーロッパを転々としながら、広い分野の社会改革をめざした、百科全書的大学者としての全貌は、必ずしも周知とは言えない。20世紀になって発見された未公刊の原稿『人間についての熟議』は、新たなコメニウス像を伝える七部構成の大著であり、その第四部をなす『パンパイデイア』はいわば先駆的生涯学習論として貴重である。
目次
パンパイデイアとはどういう意味か
すべての人が
すべての事を
すべての面にわたって教育される
普遍的学校
普遍的書物
普遍的教師
誕生期の学校
幼児期の学校
児童期の学校
青年期の学校
若年期の学校
壮年期の学校
老年期の学校
死の学校
著者等紹介
太田光一[オオタコウイチ]
1949年福島県生まれ。1972年東京大学教育学部卒。高知大学、福島県立会津短期大学、公立大学法人会津大学勤務を経て、2015年3月定年退職(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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