内容説明
「日本という西洋とは異質な独自の高度な文明が元来持っていた法制度とはどういうものだったのか?」そうした外国人の素朴な疑問に答え、同時に自らを振り返るための、日本人必携の一冊。
目次
第1章 江戸時代の長崎貿易における家質根証文
第2章 江戸時代の長崎貿易におけるその他の根証文
第3章 江戸時代のその他の根証文と全体の総括
第4章 江戸時代の「根担保取引」と呼びうる金融取引
第5章 江戸時代の根目録
第6章 明治初期における根抵当
第7章 近代法上の根抵当
第8章 根目録と根抵当
結論 根証文は根抵当の起源か?
著者等紹介
幡新大実[ハタシンオオミ]
1966年生、東京大学法学部卒。1999年、ランカスター大学PhD。2003年、英国法廷弁護士(インナー・テンプル)。2004年、オックスフォード大学セント・アントニーズ・カレッジ上級客員研究員。2008年、オックスフォード大学欧州法比較法研究所客員フェロー。2010年、早稲田大学国際教養学部非常勤講師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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