内容説明
教育へのマーケティング理論と方法の適用は可能か、そしてそれは企業の場合とどう異なり、どのような特質が求められるのか―現代の根源的課題・知識基盤社会構築へ向け、教育の使命の刷新的拡大は今や不可欠だ。企業が消費者のニーズに応え業績を向上させるように、教育を今日の社会のニーズへの具体的対応へ導くべく、全ての教育活動に対するマーケティング戦略の適用を、学説史的分析に基づき精細に考察した。
目次
序章 基本視角
第1章 Kotler理論との接点
第2章 Kotler理論の適用可能性
第3章 教育機関へのマーケティング概念の導入
第4章 教育プログラム開発におけるマーケティング
第5章 教育マーケティング固有の特質に関する論議
第6章 教育マーケティング固有の特質と新たなパースペクティブ
結章 まとめと展望
著者等紹介
佐野享子[サノタカコ]
筑波大学大学院修士課程経営・政策科学研究科修了。2001年筑波大学教育学系(大学研究センター)助教授等を経て、筑波大学ビジネスサイエンス系准教授。博士(経済学、神奈川大学)。専門分野は教育経営学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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