内容説明
グローバル化の中、日本人の「英語下手」が重大な欠陥としてますます問題化しつつある。開始された小学校での英語教育の義務化は、事態転換の鍵となるか?ポイントは、小中高大間におけるカリキュラムの連続性と有効性だろう。立教学院が約10年間、小学校から大学院に至るまで、それぞれの学校の独自性を活かしつつ進めてきた英語の「一貫連携教育」を紹介・考察した本書は、そうしたカリキュラム構築のための得難い示唆となるだろう。
目次
1部 学びを深めて―研修会の講演から(一貫と連携;実践と理論;英語教育と学習意欲)
2部 「生きた英語」を求めて―共同研究の中から(研究会議の現場から;相互授業参観;マイクロティーチング実践―“Share and Talk”報告;「動機づけ」に関する共同実践研究の諸相;質的追跡調査)
著者等紹介
鳥飼玖美子[トリカイクミコ]
立教大学特任教授。立教大学大学院異文化コミュニケーション研究科教授(研究科委員長)、東京大学大学院教育学研究科学校教育高度化専攻客員教授を経て、2011年から現職。日本学術会議連携会員。NHK「ニュースで英会話」全体監修およびテレビ講師。上智大学外国語学部卒業、コロンビア大学大学院修士課程修了。サウサンプトン大学大学院人文学研究科博士課程修了(Ph.D.)。文部科学省大学設置審議会委員、日本ユネスコ国内委員会委員等を経て、内閣府政府広報アドバイザー、国土交通省交通政策審議会(観光分科会)委員など
寺崎昌男[テラサキマサオ]
立教学院本部調査役・同大学総長室調査役。東京大学・桜美林大学名誉教授。東京大学大学院教育学研究科修了。教育学博士。財団法人野間研究所所員、立教大学文学部・東京大学教育学部・立教大学学校社会教育講座、桜美林大学大学院の各教授を経て、2003年4月から現職。東京大学在職時に附属中・高校長、教育学部長を、立教大学在職時に全学共通カリキュラム運営センター部長を、桜美林大学在職中に大学教育研究所長を歴任(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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