内容説明
世界では発展途上国を中心に1日22,000人以上の子どもが5歳前に死亡している。死を免れた場合でも、劣悪な発育環境は子どもの成長やその後の人生にも重大な負の影響を及ぼす。こうした事実を踏まえ、本書は発展途上国の保育と効果的な国際協力のあり方をEarly Childhood Development(ECD)の視点から論考する。
目次
第1部 発展途上国の保育と開発(途上国の乳幼児を取り巻く状況;ECDという概念;途上国の保育内容と保育方法;ECDの効果と意義)
第2部 保育の現状と課題(EFAの現状と課題;サブサハラアフリカ;アジア;ラテンアメリカ)
第3部 保育分野の国際協力(国際協力の動向と事例;実践アプローチと立案上の留意点)
第4部 保育分野の国際協力における課題(国際教育協力の意義と歴史;国際教育協力の潮流と保育・幼児教育;日本のECD支援の課題)
著者等紹介
浜野隆[ハマノタカシ]
お茶の水女子大学大学院人間文化創成科学研究科准教授
三輪千明[ミワチアキ]
浜松学院大学現代コミュニケーション学部子どもコミュニケーション学科教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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