内容説明
少子化に伴う国内市場縮小の中、グローバル市場における事業展開は、今や一部大企業のみならず多くの企業にとり必然的な選択となった。企業の海外進出、事業提携、グローバル企業の形成と運営等、グローバル化の過程で企業が直面する法的諸問題を体系的に分析し、さらにグローバル企業のガバナンスと法的責任につき詳細に論考した本書は、とりわけ世界的に注視を浴びている福島原発事故の中、グローバル企業のあり方をめぐって、まさに時宜を得た研究といえよう。
目次
企業の海外進出
国際事業提携の形成と構造
国際事業提携の運営と管理
グローバル企業グループの形成と構造
子会社の海外における事業活動と法的責任
親会社のコントロールと法的責任
グローバル企業に対する法的規制
グローバル企業のガバナンス
著者等紹介
井原宏[イハラヒロシ]
京都大学法学部卒業、ケンブリッジ大学大学院比較法研究課程修了、住友化学法務部長、経営法友会代表幹事、筑波大学大学院教授(社会科学系)、筑波大学大学院ビジネス科学研究科長、明治学院大学法学部教授、明治学院大学学長補佐を歴任。現在、弁護士、筑波大学名誉教授、京都大学博士(法学)、一般社団法人GBL研究所代表理事会長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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