内容説明
大地震によって悪鬼妖獣の棲家と化した『魔界都市“新宿”』に、人々の悲劇は尽きない。だが、二つの希望―いかなる魔性をも凍りつかせる妖気と美貌の主―“人捜し屋”秋せつらと“魔界医師”メフィストが、今日も哀しみの泥沼から人々の生命と魂を救い出す。おまえたちは何者だ!?菊地秀行の鮮烈なるデビュー作『魔界都市“新宿”』のプロローグが四十年の時を経て、ここに完全復刻!
著者等紹介
菊地秀行[キクチヒデユキ]
1982年『魔界都市“新宿”』(朝日ソノラマ)でデビュー。魔界都市ブルース、吸血鬼ハンターDなど多くのシリーズを生み出し、作品ジャンル SF、本格ホラー、バイオレンス、ファンタジー、伝奇と幅広い(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
史
3
エロス&バイオレンス、そしてアクションとクール。世紀末な世界観にはそれだけで充分なのかもしれない。話は変わりますが新宿世界観ってどう読んでいくのが王道なんですかね? とりあえず新装版を読んでいけばなんとかなるんですかね?2023/08/13
たけたまご
1
マン・サーチャーシリーズに関心があったので予約購入していた一冊。特徴的なオーバーなほどの表現。シリーズ新作を知らないため比較して読むことはできなかったが、書き下ろしの「懐古館の客たち」が印象に残った。 p19「表悟」p79「かって」p185「そいっら」p189「気がっいた」p200「突きっける」等、誤字が多いのが気になった。おそらく機械で底本を読み取ったのだろう。2023/02/01
蝸牛
1
中学生の時に図書館で借りて読み始めたシリーズ。設定が今と全然違ってて面白い。 挿絵描かれてる末弥純さんの絵が好きで、画集揃えたのもいい思い出。今考えると、果たして女子中学生が読む本としてどうだったのか悩ましいところだけど(笑)2022/03/21
キュー
1
まずは誤植の多さが酷い。大きい「つ」を小さい「っ」に間違えてる箇所が多すぎて閉口した。 久々に読んだ感想としては後には忘れられてる様な設定もあって逆に新鮮な感じもした。 この復刻版にのみ書き下ろされた短編もそんなに違和感は感じ無かったが、シリーズ1作目にはまだ登場していないドクターメフィストが軽く登場してきたのはこの本で初めてシリーズに触れる人には訳わからんのではと思った。 表紙には最近のシリーズではレギュラーになっている面々もいるので新作にみんな出てくるかと期待してたらメフィストしか出てこなくて残念。2022/05/11
ちゅるふ
0
いろいろ若かった頃のお話。2022/04/16
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- 和書
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