クトゥルー・ミュトス・ファイルズ<br> インスマスの血脈―クトゥルー・ミュトス・ファイルズ

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クトゥルー・ミュトス・ファイルズ
インスマスの血脈―クトゥルー・ミュトス・ファイルズ

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  • サイズ B6判/ページ数 286p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784798830117
  • NDC分類 913.68
  • Cコード C0093

内容説明

1つのクトゥルー作品をテーマに3人の作家が小説、ゲームブック、漫画などの様々な形で競作するオマージュ・アンソロジー・シリーズ。第5弾は『インスマスの影』に捧げる。当代きっての超伝奇の語り部、夢枕獏と静と動を巧みにあやつる天才絵師、寺田克也の「インスマス幻想譚」!異形のものたちの吐息が聞こえてくるかのような繊細さと迫力のおぞましさが襲う、クトゥルー絵巻物語(『海底神宮』)。作家田村敬介は、取材のために日本海をのぞむ北陸の町、狗須間(くすま)を訪れる。町の住人はタクシーの運転手も、旅館の女将も、みなエラが張り出すような顎に、三白眼だった。その晩、田村は町の住民と同じ顔した人々に囲まれ押し倒される夢をみる。「―やっぱり、こいつだ。“鍵”だ」「―封印が解かれてしまう」目覚めたあとに覚えていたのはその言葉だった(『海からの視線』)。「三度の飯よりグロ!リアル彼氏より死体!」そんな不謹慎なことを声高に宣言する吹き溜まりのコミュニティ「ネクロフィーリング」。「わたし」と親友のミサキはコミュニティのイベント「青木ヶ原樹海探検ツアー」に参加する。仲間とはぐれた時に「美しい死体」を見つけたミサキは、翌日樹海に戻り、その死体が朽ちるまで寄り添うのだった(『変貌羨望』)。

著者等紹介

夢枕獏[ユメマクラバク]
1977年デビュー。1989年『上弦の月を喰べる獅子』で日本SF大賞。2011年『大江戸釣客伝』で泉鏡花文学賞受賞など、その他多くの文学賞を受賞

寺田克也[テラダカツヤ]
1963年生まれ。専門学校在学中から仕事を始めゲーム、映画のキャラクターデザイン、小説の挿絵、漫画など数多くの分野で活動中

樋口明雄[ヒグチアキオ]
1987年「ルパン三世 戦場は、フリーウェイ」でデビュー。2008年『約束の地』で日本冒険小説協会大賞受賞。2010年同作品で大藪春彦賞受賞

黒史郎[クロシロウ]
1974年生まれ。2006年「夜は一緒に散歩しよ」で『幽』怪談文学賞長編部門大賞を受賞する。2009年短篇「ラゴゼ・ヒイヨ」で、史上最小のクトゥルー神話賞の最優秀賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Bugsy Malone

60
覗いてみたい、その深きところを。夢枕獏さん×寺田克也さんの巻頭絵巻「海底神宮」には、その独特な節回し、字面、絵、共にそう思ってしまう程の不安定で不気味な迫力があり、この一編だけでもう連れていかれてしまう。続く樋口明雄さんの「海からの視線」は新しい要素を加えながらも原作の雰囲気を充分残した和製「インスマス」、そして最後は富士の樹海を舞台に、おぞましい描写で死体愛好者たちが深きものどもに関わる黒史郎さんの「変貌願望」。インスマスにどっぷり浸かり、それぞれの深淵を堪能出来た一冊でした。2016/10/11

sin

27
既刊のどの刊より良かった。収録作品全体を通して共通の陰鬱さも本来のクトゥルフの持ち味を程良く醸し出せているし、巻頭の獏×克也は最高!樋口氏の作品は枚数不足で失速状態だけど軟着陸に成功。9646は、才を見せつけた感がある『未完少女ラヴ』の安定感は一過性の物ではなかった。編集担当の解説もあらすじ解説からようやく解説に近づきつつある。何よりもここまで刊行し続けてきたことに敬意を表したい。2013/12/27

miroku

18
黒史郎の世界観は凄い。「インスマスの影」のオマージュでありながら、全く別個の作品を作り上げている。2014/06/14

Nekono

5
深きものどもを巡る三つの物語。海がテーマに含まれてしまうため「回帰」を孕んだ物語になってしまう。夢枕さんの物語はファム・ファタールとしての美しくもおぞましき海、寺田さんの絵がより美し悍まし感をかきたてる。田中さんの物語は永劫の故郷としてのおぞましくも美しき海。このお二人は男性視点なのでどこか「母なる海」を思わせる。黒さんの物語は女性視点、ここに母なる海への憧れはない。むしろ、綺麗は汚い、汚いは綺麗という魔女的倒錯と素敵なブチュブチュジュルグリュ(失礼)母への嫌悪がみえる。どれも美味しかった。ご馳走様。2014/09/08

豆あひる

3
変貌願望すごかった。挿絵にやられる。最後の挿絵は心臓に悪い(笑)インスマスとか全然予備知識なかったので新しい世界の扉を開いた感じでした。2017/09/26

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