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内容説明
1つのクトゥルー作品をテーマに3人の作家が小説、ゲームブック、漫画などの様々な形で競作するオマージュ・アンソロジー・シリーズ。第5弾は『インスマスの影』に捧げる。当代きっての超伝奇の語り部、夢枕獏と静と動を巧みにあやつる天才絵師、寺田克也の「インスマス幻想譚」!異形のものたちの吐息が聞こえてくるかのような繊細さと迫力のおぞましさが襲う、クトゥルー絵巻物語(『海底神宮』)。作家田村敬介は、取材のために日本海をのぞむ北陸の町、狗須間(くすま)を訪れる。町の住人はタクシーの運転手も、旅館の女将も、みなエラが張り出すような顎に、三白眼だった。その晩、田村は町の住民と同じ顔した人々に囲まれ押し倒される夢をみる。「―やっぱり、こいつだ。“鍵”だ」「―封印が解かれてしまう」目覚めたあとに覚えていたのはその言葉だった(『海からの視線』)。「三度の飯よりグロ!リアル彼氏より死体!」そんな不謹慎なことを声高に宣言する吹き溜まりのコミュニティ「ネクロフィーリング」。「わたし」と親友のミサキはコミュニティのイベント「青木ヶ原樹海探検ツアー」に参加する。仲間とはぐれた時に「美しい死体」を見つけたミサキは、翌日樹海に戻り、その死体が朽ちるまで寄り添うのだった(『変貌羨望』)。
著者等紹介
夢枕獏[ユメマクラバク]
1977年デビュー。1989年『上弦の月を喰べる獅子』で日本SF大賞。2011年『大江戸釣客伝』で泉鏡花文学賞受賞など、その他多くの文学賞を受賞
寺田克也[テラダカツヤ]
1963年生まれ。専門学校在学中から仕事を始めゲーム、映画のキャラクターデザイン、小説の挿絵、漫画など数多くの分野で活動中
樋口明雄[ヒグチアキオ]
1987年「ルパン三世 戦場は、フリーウェイ」でデビュー。2008年『約束の地』で日本冒険小説協会大賞受賞。2010年同作品で大藪春彦賞受賞
黒史郎[クロシロウ]
1974年生まれ。2006年「夜は一緒に散歩しよ」で『幽』怪談文学賞長編部門大賞を受賞する。2009年短篇「ラゴゼ・ヒイヨ」で、史上最小のクトゥルー神話賞の最優秀賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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