内容説明
2013年現在、海外に長期在住する邦人の数は約126万人。またこの年海外へ出国した日本人の数は1747万人にのぼる。つまり常時数百万人の日本人が海外にいるわけだ。これらの人びとに何事か起こった場合、対処してくれるのが領事という名の外交官だ。その任務たるや、迷子探しから病人ケガ人の世話に伝染病予防はもちろん、盗難、誘拐やテロ対策と、実に多岐にわたっている。本書は三人の元領事の、今だから語れる、信じられないような苦労話をまとめたものである。
目次
日本の常識は海外の非常識
ダッカ邦人脱出作戦
領事は走る
領事の歴史
著者等紹介
大日方和雄[オビナタカズオ]
1939年生まれ。中央大学卒業。1959年より2003年まで外務省勤務。外務省退職後は外務省領事強化専門員となる。2000年にタイ王国プミボン王国より栄誉王冠勲章(第3等級)、2003年に第1回外務大臣川口順子賞を授与される。2012年、瑞宝小綬章を叙勲される
船越博[フナコシヒロシ]
1936年生まれ。1960年より2000年までの40年間外務省勤務。本省及び在外公館(5大陸11カ所)に勤務。2000年5月より4年間、日本国際協力機構(JICA)のアドバイザー。2001~2012年関西外国語大学教授
山本譲[ヤマモトユズル]
1942年生まれ。1970年より2006年までの36年間外務省勤務(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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