内容説明
苦難の果てにリシダスの封印に成功したエミリー一行。いまやエミリーとアウロラは優しい養父母のもとで、一緒の学校に通い、同じ家に帰り、それからロンドンのあちこちを遊びまわるという普通の女の子のように生活できることで幸せいっぱいだ。しかし、平和な日々は長くは続かなかった。ヴィトゲンシュタインの育ての親、ハムステッド夫人が何者かに襲われる。時を同じくして、あの切り裂きジャックが再びロンドンに現れたという噂もあった。ウアアルト・メトロポールで何かが起こっている…。
著者等紹介
マーツィ,クリストフ[マーツィ,クリストフ][Marzi,Christoph]
1970年生まれ。ドイツ西部、アイフェル地方のオーバーメンディヒで育つ。現在は妻タマラと3人の娘とともにザールラント州ザールブリュッケンに住む。2004年『Lycidas』でデビュー。同書により2005年ドイツ・ファンタスティック・プライズのドイツ語小説部門新人賞受賞
西浦貴浩[ニシウラタカヒロ]
翻訳家。1968年熊本県生まれ。広島で育つ。1993年、広島大学総合科学部卒業(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。