内容説明
干し柿を知っていますか?しぜんと人とが作りだしたあまくておいしい食べ物です。でも、もともとはとってもしぶい柿だったのです。どうやってあまくするのでしょうか。
著者等紹介
西村豊[ニシムラユタカ]
1949年京都府生まれ。現在は長野県諏訪郡富士見町に移り住み、自然写真家として活躍している。(社)JPS・日本写真家協会会員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ぶち
89
『干す 日本の天日干しをめぐる』に掲載されている写真がとても素晴らしかったので、この本も手に取りました。4年以上の年月をかけて、干し柿づくりを追い続けた写真絵本です。「この伝統的な食文化を子どもたちに伝えたい」という、西村さんの強い思いが込められた作品です。自然の恵みの有難さ、古くから伝わる知恵、手仕事の素晴らしさ。お日様の光を浴びて輝く干し柿が、大切なことを教えてくれているようです。最後のページの写真がなんともしんみりと沁みてきます。枝先にポツンと一つだけ残った柿の実は、人から自然への感謝のしるし。2024/03/01
あーさん☆GWは墓参りをハシゴしました。暑くてバテました。
53
再読。この表紙にどうしても釣られる( ̄~ ̄;)もうBOOK・OFFで探そうかな?(; ̄Д ̄)?2018/06/06
♡
51
干し柿が好きな人や西村豊さんの作品が好きな人にオススメの1冊です!近所のおっちゃんとおばちゃんが干し柿をくれたのをきっかけに、図書館から借りてきました。干し柿が出来るまでの過程を写真と文字で丁寧に解説されていて、先人の知恵や自然への感謝の気持ちを学ぶことができます!ママも一度は挑戦してみたい!食育にも繋がり、親子で一緒に仲良く、干し柿を食べたくなる素敵な絵本です!西村豊さんの他の作品を読んでみたくなります。2025/02/12
pino
43
干し柿を作る過程を写真で紹介しています。手で皮をむき、よった縄をへたに結び、軒下に干されていく渋柿。その壮観なこと。こんなに沢山の柿が干された風景は見た事がありません。まるで、佐賀の「さげもん」のようです。軒の裏から写した柿の隙間から射す日差しがとても優しい。しぶを抜くために、時々、指でもんでいるとは知りませんでした。昔は干し柿はあまり好きではなかったけど、最近は、程良い甘さが恋しくなります。自然の力と人の手間がかかっていると思うとなおさらです。柿色と秋の空はお似合いです。枝に一つ残された柿が美しい。2013/01/22
千穂
36
秋の読み聞かせ候補に選んでみたが、最近の子は干し柿、いや柿すらあまり口にしないのだろうなぁ〜私の子ども時代は寒い時期のオヤツとしてよく食べたけど。干し柿が一面に干してある様は圧巻。写真絵本ならではの醍醐味。2018/11/09