内容説明
長男の死、妻との別れ、そしてアメリカ文学への思い…ヘミングウェイ、スタインベック、フォークナーなどの翻訳で知られる、ユニークな文学者の生涯。
目次
第1章 「大橋吉之輔」の形成(ヒロシマ・ひろしま・広島;菊池寛のトランク ほか)
第2章 先生の文学論(アメリカ文学へのアプローチ;スタインベックの文学 ほか)
第3章 仕事・クルマ・映画・古本(貧乏性;ヘミングウェイ架空会見記 ほか)
第4章 晩年の先生(天邪鬼;インディアン ほか)
第5章 最後のエッセイ(シカゴ再訪;ジョン・アンダスンのこと ほか)
著者等紹介
大橋吉之輔[オオハシキチノスケ]
1924‐1993。アメリカ文学者。慶應義塾大学名誉教授。東京大学英文科卒業。高校教師、雑誌編集などを経た後に、1952年より慶應義塾大学文学部で教鞭を執った。日本におけるアメリカ文学研究の黎明期を支えた一人。シャーウッド・アンダスン研究の世界的権威として知られ、『アンダスンと三人の日本人―昭和初年のアメリカ文学』(1984年、研究社出版)で日米友好基金特別図書賞を受賞
尾崎俊介[オザキシュンスケ]
1963年、神奈川県生まれ。愛知教育大学教授。慶應義塾大学大学院文学研究科英米文学専攻後期博士課程単位取得。専門はアメリカ文学・アメリカ文化。著書に『S先生のこと』(新宿書房、第61回日本エッセイスト・クラブ賞)などがある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Shun'ichiro AKIKUSA
り
古本虫がさまよう
タケチョ