エピソード―アメリカ文学者大橋吉之輔エッセイ集

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エピソード―アメリカ文学者大橋吉之輔エッセイ集

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  • サイズ 46判/ページ数 384p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784798701820
  • Cコード C0095

内容説明

長男の死、妻との別れ、そしてアメリカ文学への思い…ヘミングウェイ、スタインベック、フォークナーなどの翻訳で知られる、ユニークな文学者の生涯。

目次

第1章 「大橋吉之輔」の形成(ヒロシマ・ひろしま・広島;菊池寛のトランク ほか)
第2章 先生の文学論(アメリカ文学へのアプローチ;スタインベックの文学 ほか)
第3章 仕事・クルマ・映画・古本(貧乏性;ヘミングウェイ架空会見記 ほか)
第4章 晩年の先生(天邪鬼;インディアン ほか)
第5章 最後のエッセイ(シカゴ再訪;ジョン・アンダスンのこと ほか)

著者等紹介

大橋吉之輔[オオハシキチノスケ]
1924‐1993。アメリカ文学者。慶應義塾大学名誉教授。東京大学英文科卒業。高校教師、雑誌編集などを経た後に、1952年より慶應義塾大学文学部で教鞭を執った。日本におけるアメリカ文学研究の黎明期を支えた一人。シャーウッド・アンダスン研究の世界的権威として知られ、『アンダスンと三人の日本人―昭和初年のアメリカ文学』(1984年、研究社出版)で日米友好基金特別図書賞を受賞

尾崎俊介[オザキシュンスケ]
1963年、神奈川県生まれ。愛知教育大学教授。慶應義塾大学大学院文学研究科英米文学専攻後期博士課程単位取得。専門はアメリカ文学・アメリカ文化。著書に『S先生のこと』(新宿書房、第61回日本エッセイスト・クラブ賞)などがある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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Shun'ichiro AKIKUSA

8
大橋―尾崎の師弟関係の「エピソード」が、現在の目からはありえないもので驚く。たとえば尾崎氏は大橋先生の自宅の車を洗車したり、転職先の女子大に毎週「助手」としてはせ参じたり、病気になってからは毎週病院の送り迎えをしたりしていたという。また地方大の就職の面接でも大橋先生のために毎週帰京します、と言わせられて落ちたことがあったという。逆に言えば、それだけ「見返り」があったということなのだが……。30年そこそこ前の話なのだが、この期間に風土は一変したと言える(といっても残滓はそこかしこに残っているのだけど)。 2021/11/12

4
とてもとても面白かったです。文学者であり翻訳家の文学観もとい人生観のエッセイです。2022/09/17

古本虫がさまよう

3
尾崎氏は高校時代に愛読していた「英語青年」で、大橋氏が書いていたエッセイを読んで、「慶應に進学するならこの先生の下で勉強したいと、かねがね思っていた」という。念願かなって慶応大学文学部に進学し、まずは講義を拝聴。ガヤガヤしていた教室がたちどころに静まりかえる。大橋ゼミに入ろうとしたら、大教室一杯の志願者。選抜試験を受ける必要があった。その難関を越えて合格。ゼミ員になれたのは男5人、女6人の計11人だけだったという。そういう恩師のエッセイをまとめ、ところどころ、ご自身のそういった回想コラムを綴った本。2021/12/03

タケチョ

0
折口信夫を語る岡野弘彦を彷彿とさせる一冊。ただし、大きく異なるのは、自身と先生との関わりは背景に、大橋先生の残された膨大な文章の中から、一般の読者に向けて選び抜いたアンソロジーであるというところ。背景としてのエピソードと大橋先生の文章との組み合わせの妙が、最大の魅力では。2021/10/03

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