感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
イシュア
2
倫理学を勉強するための本というより,倫理学をもとにしたエッセイというふうに読みました.とはいえ,倫理学・哲学の込み入った議論も少なからずあり,私のような初学者には難しく感じてしまう部分は正直あります.ただ要所要所のパンチラインはすごく印象に残り,陳腐な感想ですが「読んでよかった」と思いました.2022/04/11
えんじ
2
『人文的、あまりに人文的』で紹介されていたのと、倫理学を俯瞰してみたいということから購入。帯と、あとがきに書いてありますが、エヴァンゲリオン完結が本書執筆のきっかけになっているので、観ていないとあまり意味が分からないのではないかと思います。倫理学の入門書的なものにもなっていて、新書の人生相談的なニュアンスの本とは違います。映画『メッセージ』の世界での倫理はどうなっていくんだろうと最近考えていたので、ヒントになりました。2021/08/28
Go Extreme
1
自己探求 倫理学 哲学 文学 心理学 文化人類学 自分探し 曖昧さ 自己嫌悪 他者との関係性 個体化 超越 遊び 物語 「私」の所在 インティマシー 脆弱性 スコトゥス このもの性(haecceitas) 中世哲学 超越概念 超絶超越概念 自己の流動性 フロー 没頭 祭り 非日常空間 自己物語 スクリプト セカイ系 エヴァンゲリオン アニメーション 気持ち悪さ 嫌悪 愛情 巡礼 循環性 継続的プロセス 自己啓発 思考の地平2025/04/14
ユヅル
0
なんとなく買ってみた本なのですが、こういった哲学に関する本を読み慣れてないのもあったり、あまり馴染みの無い単語もあったせいか内容が難しく感じました。もう少し哲学に関する本を読み慣れてから読めば良かったかもしれません。2025/03/26
いかすみ
0
エッセイ風だけど、著者の比喩表現で躓いてしまい、理解できてないところが多々あった。自分とは関係性の網の目だと指摘されていたが、納得したような、しないような。それは頭で理解するものではなく、「ハビトゥス」として身に染み込ませないといけないのかもしれない。ところで、エヴァンゲリオンが好きな人は、本書を手にしてみると良いかもしれない。映画のラストシーンでアスカがシンジ君に「気持ち悪い」と言い放ったシーンに、本書は言及しているので。2023/04/19