人権は二つの顔をもつ

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人権は二つの顔をもつ

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  • サイズ B6判/ページ数 229p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784798701479
  • NDC分類 316.1
  • Cコード C1036

内容説明

個人の生を豊かにする技法としての「生きた人権思想」を身につけるには、どうすればよいのか。格差社会や排外主義を解決する、最後の武器としての人権を使いこなすために、自身の経験をもとにまったく新しい見方を提唱する。

目次

人権の視点を変更せよ
権利は闘い取るものである―イェーリング
「権利」という言葉の変遷
自然権の思想―トマス・ペイン
“私”から出発する―デカルト
人間の尊厳とは―ピコ・デッラ・ミランドラからカントへ
自由を求める本性―『沈黙』を読む
人権の誕生―ロビンソン・クルーソーの場合
二つの顔をもつ人権―プラトンの「洞窟の比喩」
価値とルールの混同
万人の万人に対する戦争―ホッブズの人間観
身体とこころは誰のものか―ロックの人権思想
自分自身の主人公になる―ルソーのアイデア
市民の自由とは何か―ルソーの「社会契約論」
道具と人格―アイヒマン実験とカントの人格論
カントのコペルニクス的転回
学ぶ力―オモニの夜間学級
共に生きようとする欲望―ヘーゲルの相互承認の原理
満足した豚と不満足なソクラテス
少数意見の必要―ミルの『自由論』
マルクスの人権批判
市民のとらえ方―ハンナ・アレントの公共のテーブル
二つの利他主義―アマルティア・センの社会的コミットメント
私の決断―ケイパビリティの思想
双方向の共生のこころみ―キムリッカの「多文化的市民権」
人権観を作り直す

著者等紹介

金泰明[キムテミョン]
1952年大阪市生まれ。在日韓国人政治犯を救援する家族・僑胞の会事務局長(1976~90)、在日韓国民主人権協議会共同代表(1990~95)を経て、明治学院大学大学院国際学研究科で近代哲学と現象学を学ぶ。博士(国際学)。英国エセックス大学大学院人権理論実践コースで哲学・倫理学・政治学を学び、M.A.を取得。現在、大阪経済法科大学法学部教授。専攻は人権学(マイノリティの権利論、共生社会論)と法哲学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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左手爆弾

2
人権が単なる道徳になってしまっている現状を批判し、人権が権利であり義務であるという視点から人権の哲学を展開する。この主旨には賛同できるのだが、いかんせん1章ごとの内容が薄く、あまり魅力的ではない。人権の「2つの顔」というのも、人間であることによって得られる人権と契約によって実質化される人権という形でしかない。方向としては間違っていないのだが、自分の人生と自分の勉強した思想の説明に紙幅が割かれ、肝心の人権の哲学が十分に展開されていないと感じる。2024/12/03

UP

1
人権を捉え直すために積読から読了。2つの人権原理として価値的人権原理とルール的人権原理を提唱し、その柔軟な使い分けを市民社会に求めている。前者が価値規範的で絶対的な価値であり、後者は自発的な人権であること、また後者を具体的に体現するヘーゲルの「自由の相互承認」は確かに理念と現実のジンテーゼとして機能するだろうが、果たしてその住み分けを誰が決めるのだろうか?また「新しい人権」で価値的人権原理で内包されていなかった権利をカバーしているのと、市民的成熟をもってルール的人権原理を実現するのとどちらが先か、うーん。2020/04/26

Sakana

0
登録し忘れていたもの。哲学エッセイ。2015/03/31

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