死者との対話

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  • サイズ B6判/ページ数 206p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784798701318
  • NDC分類 114.2
  • Cコード C1095

出版社内容情報

死が耐えられないほど悲しいのは、
その人と出会えた人生が、それほど素晴らしかったから。
悲しみ抜くことこそ、大事なのだ

「死者」とは何者なのか、ともに考える二つの講演とブックリスト。

[選書コメントつきのブックリストは、池田晶子、小林秀雄、フランクル、井筒俊彦、須賀敦子、リルケ、柳宗悦、神谷美恵子、吉本隆明、遠藤周作、越知保夫らの43冊を紹介。紀伊國屋書店新宿本店で開催された「じんぶんや」第81講に加筆したものです。]

(目次)
死者がひらく、生者の生き方 
「死者論」を読む ブックリスト43 
死者の詩学 

【著者紹介】
[著者]若松 英輔(ワカマツ エイスケ)
1968年生まれ。慶應義塾大学文学部仏文科卒業。批評家。(株)シナジーカンパニージャパン代表取締役。「越知保夫とその時代」で第14回三田文学新人賞受賞。その後『三田文学』に「小林秀雄と井筒俊彦」、「須賀敦子の足跡」などを発表し、2010年より「吉満義彦」を連載。また『小林秀雄――越知保夫全作品』(慶應義塾大学出版会、2010)を編集。著書『井筒俊彦 叡知の哲学』(慶應義塾大学出版会、2011)、『神秘の夜の旅』(トランスビュー、2011)『魂にふれる 大震災と、生きている死者』(トランスビュー、2012)、『内村鑑三を読む』(岩波ブックレット、2012)。

内容説明

死が耐えられないほど悲しいのは、その人と出会えた人生が、それほど素晴らしかったから。悲しみ抜くことこそ、大事なのだ。池田晶子、小林秀雄、フランクル、井筒俊彦、須賀敦子、リルケ、柳宗悦、神谷美恵子、吉本隆明、遠藤周作、越知保夫らの「死者論」43冊のブックリスト付き。

目次

死者がひらく、生者の生き方
「死者論」を読む―ブックリスト43
死者の詩学

著者等紹介

若松英輔[ワカマツエイスケ]
1968年生まれ。慶應義塾大学文学部仏文科卒業。批評家。(株)シナジーカンパニージャパン代表取締役。「越知保夫とその時代」で第14回三田文学新人賞受賞。その後『三田文学』に「小林秀雄と井筒俊彦」、「須賀敦子の足跡」などを発表し、2010年より「吉満義彦」を連載(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

寛生

51
三度目。一語、一文、嘗めるようにして読み進めた。その一言、その文に、まさに死者の魂が宿っているようで、震撼させられるような文の感覚を持つ。復活のキリストは未だかつてない意味をもってせまって来る。死者キリストは復活のキリストであり、これまで読んできたどんな神学の本を超え、集結するような感覚で、こちらに語りかけてくるものがあった。十字架を「見る」目が変えられたように感じる。若松のコトバが僕の魂の旋律を奏でる。須賀敦子の烈火のような信仰が教会には探しているものはないと言わせたのもよく理解できる。2014/04/30

寛生

47
【図書館】この受難週基督が弟子はもとより愛してきた人間たちに又何よりも父なる神からも見捨てられ、ただ独り十字架の上で犯罪者として、その帝国の法と、宗教者に死刑にされる時、私はなぜかこの本が私自身を探し求めてきてくれたような感覚がしてならない。もちろん、読み手としてのこちら側の祈りと渇きはあったとしても、いやむしろ、僕の喉は渇ききっているからこそ、あの十字架のキリストの喉のように、ことばが水となって渇いた喉に注がれるのだろう。私はこの本の助けによりキリストと共に十字架の上で裏切る神さえも愛することができる。2014/04/14

寛生

45
【図書館】読み返す。本書を読みながら、ハイデガーが「スズキが私が言いたかったことをすべて言ってくれている」といったことをふと思い出す。同様に、西欧哲学を超えたコトバがここにあるとどうしても思わさせるような、ゾクッとするような感覚に捕われる。ただ、「死の形而上学」という表現が2回本書に出現するように思うが、それはどうしてか?ーという疑問は残る。本書が〈母〉だとしたら、生まれたばかりの赤ん坊の僕に〈わけもわからない〉コトバと音で一生懸命にかたりかける。僕がそれに笑って応えている。そんな純粋無垢なイメージ。2014/04/15

寛生

43
【図書館】本全体から漂う色と、こちらの読者の「色読」によって、文体の皮膚と読み手であるこちらの皮膚が触れ合う感覚は、何度読んでも新鮮である。若松の死者たちは、いえば、十字架で殺されたはずのキリストが復活した朝、確かに彼の体が他者に驚きと共に見られたが、それは「実在」とか「形而上学」のことばでは追いつけず、笑われる範囲内だろうし、フロイトにいわせれば、ノイローゼなのかもしれない(笑)。だけども、恐山で不思議と涙が出てきたりするのは、死者が私たちのそばにいてくれて、生きようといってくれているからなのだろう。2014/09/18

しんすけ

21
読友の禿童子さんの紹介で読みました。 亡くなった妻とともに読んでいるような読書でした。 ぼくの傍に、たしかに彼女はいるようです。 そう思えてならなかったのです。それはこの本の中の数々の言葉から生み出されたもののようです。 「私は未熟な人間ですかtら、妻を喪ったときにはじめて、自分が満たされていたことを知りました」。 「死者は、わたしたちの眼に見えず、ふれることもできないけど。確かに存在している。そして、生者は死者と、彼らが肉体と共に生きていたころよりも、ずっと深い関係を切り結ぶことができる」2022/08/01

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