オウム真理教事件〈2〉カルトと社会

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オウム真理教事件〈2〉カルトと社会

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  • サイズ A5判/ページ数 264p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784798701271
  • NDC分類 169.1
  • Cコード C1036

出版社内容情報

オウム事件は宗教の問題であるとともに、日本的な組織の問題でもある。
高い教育を受け理想を求めた若者たちが、テロリズムに走ったのか? 事件の全体像を解明し組織社会の病理を抉る。(2001年刊『オウム』の分冊新装版)

2001年の初版刊行以来、オウム理解の必読書として常に参照されてきた基本図書を分冊普及版として新装刊。旧版『オウム なぜテロリズムを生んだのか』を前後半にわけて第一巻と第二巻とする。さらにその後の著者の論考を纏めた『オウム真理教事件Ⅲ テロリズムと世界』を2012年秋に刊行予定。

《目次》

第一章 実践されたチベット密教
オウムは仏教か 伝統の上に 阿含宗という基盤 ヨーガの源流 『虹の階梯』 原始仏教の影響 『秘密集会タントラ』 仏教原理主義として マハー・ムドラーとポア

第二章 信者がオウムに求めたもの
「感じがいい、いいやつ」 壁を越えない出家 入信の動機 虚しさからの解放 快楽としての修行 オウムの居心地 儀礼なき宗教 社会からの引きこもり 失われた共同体

第三章 村上春樹のオウム事件
アンダーグラウンド ずさんさと愚かさと 暴力の共時性 井戸にさす光 宗教学者Sの沈黙 GODZILLA対ゴジラ 潜在体という生命 都市と自然 恐怖と憎悪

第四章 バッシングと宗教学の方法
バッシング 評価の理由 統一協会の問題 教え子の問題 記事の書かれた経緯 元信者として 宗教学の方向性 生きた宗教 宗教との距離 宗教学の危機

第五章 オウム問題の現在
謝罪を拒否し続けた教団 巧妙な生き残り策 麻原の影響 マハー・ムドラーという回路 ヴァジラヤーナからの決別 信者たちの行方 強いられる共生 脱会者のケア オウムに行かせないために 宗教のカルト化 麻原の脱神話化 オウム問題の解決にむけて

終章 私たちが学ぶべきこと
信じやすい心 理科系信者 性的抑圧と暴力 責任回避型社会からの離脱 宗教教育の必要性 私たちのこれから

内容説明

一度暴走を始めた日本の組織は、なぜ止めることができないのか。オウムを解明し理解することは、日本の組織社会の病理を明るみに出すことだ。ついに事件の全容を解明し、現代世界の中に位置づける。オウム論のみならず現代日本論としても読み継がれる名著。オウム理解の必読書として常に参照されてきた不朽の名著。

目次

実践されたチベット密教
信者がオウムに求めたもの
村上春樹のオウム事件
バッシングと宗教学の方法
オウム問題の現在
私たちが学ぶべきこと

著者等紹介

島田裕巳[シマダヒロミ]
1953年、東京生まれ。作家、宗教学者。東京大学大学院人文科学研究科博士課程修了。放送教育開発センター助教授、日本女子大学教授、東京大学先端科学技術センター特任研究員などを歴任(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

もくもく

5
改めて「カルトとは何か?」という問いかけが残ります。 これまで漠然と「狂信者たちの犯罪」と理解していたオウム事件ですが、オウム真理教がカルト宗教であるならば、現在テロを繰り返す「イスラム教もカルトなのか?」と考え、そしてまた宗教以外にも思いを巡らせれば、テロや殺戮の狂気を示した、いろいろな「思想」や「主義」もまた、「カルト」なのでしょうか…。 人は集団になって社会と対峙することで、その凶暴性を露わにするような、悲しい動物なのかもしれません…。2016/08/25

預かりマウス

0
2012年の出版だが、2001年の著作を二分冊にして再版したものである。第八章は「村上春樹とオウム事件」とあり、ノンフィクションとして地下鉄サリン事件を扱った村上春樹の著作を中心に書かれている。私は彼の著作を読んだことはないが、何故小説家である彼がオウム事件を扱うノンフィクションを記したのかは疑問に思っていた。島田によれば、村上の小説作品にはオウム信者の問題意識と共通するモチーフが、オウム事件前のものから既に多くあり、それが村上がオウムに強い関心を抱いた原因であろうとしている。2019/06/09

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