哲学者キリスト

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哲学者キリスト

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  • サイズ B6判/ページ数 357p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784798701257
  • NDC分類 191.2
  • Cコード C1016

内容説明

イエスの革命的な哲学を、その後のキリスト教会が信仰の名において覆い隠す。しかしルネサンスのユマニストたちが掲げた人間主義こそは、キリストの教えの核心だった。その普遍性・現代性を論じ、歴史の驚くべきパラドックスを解いたフランスのベストセラー。

目次

序 大審問官と対面するイエス(無言の接吻;価値の転倒;キリスト教徒による痛烈なキリスト教批判;イエスはなぜ死んだか;自らの言行不一致に目をつぶる教会 ほか)
第1章 イエスの物語と歴史上のイエス(エルネスト・ルナンのベストセラー;なぜキリストは実在したといえるのか;非キリスト教徒の信頼に足る証言;イエスの物語の本当らしさとは;イエスの生涯 ほか)
第2章 キリストの哲学(宗教とは別の二つの側面;キリストの教えの精神性;キリストが教えた普遍的な倫理;人格という概念)
第3章 キリスト教はいかにして誕生したか(イエスは新しい宗教の創造者ではない;ユダヤ教の革新;三つの新しい象徴行為;イエスからキリストへ;最初の教会 ほか)
第4章 キリスト教社会(国教となった宗教;修道院の誕生;教会と権力の結びつき;中世ヨーロッパのキリスト教社会;十字軍、異端審問、インディアンの虐殺)
第5章 キリスト教ユマニスムから無神論ユマニスムへ(ユマニスムの意外な由来;ルネサンス・ユマニスムと宗教改革;啓蒙時代のユマニスム;無神論ユマニスム)
第6章 近代世界の母胎(近代世界はなぜこの時代に西洋で生まれたか;進歩思想の宗教的起源;批判的理性の起源;現代ヨーロッパの「キリスト教的ルーツ」という問題;カトリック教会と近代的価値観の衝突)
第7章 キリスト教の何が残されたのか(神は住まいを変えた;宗教多元主義と信仰内容の変化;信仰上のキリスト教徒の割合;文化上のキリスト教徒;キリスト教が染みこんだ文化 ほか)
むすび サマリアの女と対面するイエス(井戸水を汲むサマリアの女;奇妙な出会いの場;愛と自由;何が真の宗教なのか;集団の外的宗教から個の内的霊性へ ほか)

著者等紹介

ルノワール,フレデリック[ルノワール,フレデリック][Lenoir,Fr´ed´eric]
1962年、マダガスカルに生まれる。スイスのフリブール大学で哲学を専攻。雑誌編集者、国立社会科学高等研究院の客員研究員を経て、04年に『ル・モンド』の隔月月刊誌『宗教の世界』編集長に就任。宗教学、哲学、社会学から小説、脚本まで多彩な分野で活躍し、フランスの思想界、読書界で最も注目される作家の一人

田島葉子[タジマヨウコ]
1951年生まれ。上智大学外国語学部フランス語学科卒業、同大学院仏文学専攻修士課程修了。75年より主に故ジャック・ベジノ神父の文学、哲学、宗教の論文翻訳に携わる。99年より東京外国語センターのフランス語講師を務める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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優希

79
キリスト教を宗教ではなく、哲学として見ているのが興味深かったです。キリスト教が軸としつつ、キリストをキリスト教とは切り離してその普遍と革新が述べられていました。世界史上で出てきた事柄の意味合いもストンと理解できます。現代の価値観をもう一度見直すという意味でも有益なのではないでしょうか。キリスト教を肯定的にのみ見るのではなく、キリスト教の罪をも語っているのが面白いところです。イエスから離れて見るキリスト教のあり方から様々な発見がありました。2016/09/27

ひまわり

4
キリスト教を信仰ではなく哲学的に解説した本。キリスト教を軸として世界史を見ると今まで年号と皇帝の名前だけだったのが それがどんな意味を持つようになるのかなどすっきりわかって面白かった。いろいろな解説も聖書の抜き出しがあるので楽しく読める。近代社会や現代の個人主義もキリスト教からどんな影響を受けたのか。また肯定だけでなくキリスト教会が犯した罪のことなど ヨーロッパに住んでいる著者ならではの 中の人であって外から書いている風が興味深い。ニーチェの「神は死んだ」の意味も初めて理解できた。体力があれば再読したい2013/01/24

夢仙人

1
ちょっと難解。時間が出来たときに再読。2016/01/30

ときお

1
フレデリックさんかなり信頼できる人な気がするんだけど本の装丁がおしなべて悪い。これなんか聖骸布みたいな表紙。いかにも宗教本みたい。内容はとてもよいのだが。2014/11/22

piece land

0
表題から、イエスについて書いてあるのかと思ったら、イエスから離れたキリスト教についてでした。 1章と2章が良かったです。2012/09/02

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