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出版社内容情報
「スーに会いたかったんだよね……? ――おとうさん――」
はぐれ魔術師から偶然助けた少女――スーリヤ。彼女はアンヴィエット・スヴァルナーのことを父と呼び、甘えてきて!?
アンヴィエットは娘の存在を否定するも、隠し子発覚のニュースが駆け巡り!
〈庭園〉が騒がしくなる中、玖珂無色の前に融合したはずの彩禍が黒衣がいるにも関わらず現れ――。
「君はどちらにプロポーズするつもりなのかと思ってね?」
「俺は……どちらの彩禍さんも、等しく愛してみせますっ!」
初恋の少女との再会。プロポーズの約束を果たすため、〈庭園〉内で繰り返し発生する不可解な事件を解決せよ!
内容説明
「スーに会いたかったんだよね…?―おとうさん―」はぐれ魔術師から偶然助けた少女―スーリヤ。彼女はアンヴィエット・スヴァルナーのことを父と呼び、甘えてきて!?アンヴィエットは娘の存在を否定するも、隠し子発覚のニュースが駆け巡り!“庭園”が騒がしくなる中、玖珂無色の前に融合したはずの彩禍が黒衣がいるにも関わらず現れ―。「君はどちらにプロポーズするつもりなのかと思ってね?」「俺は…どちらの彩禍さんも、等しく愛してみせますっ!」初恋の少女との再会。プロポーズの約束を果たすため、“庭園”内で繰り返し発生する不可解な事件を解決せよ!
著者等紹介
橘公司[タチバナコウシ]
第20回ファンタジア長編小説大賞準入選作『蒼穹のカルマ』でデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
よっち
39
はぐれ魔術師から偶然助けた少女スーリヤ。突然父と呼び、甘えてくる彼女の存在をアンヴィエット・スヴァルナーは否定するものの、隠し子発覚のニュースが駆け巡る第四弾。庭園が騒がしくなる中、黒衣がいるにも関わらず無色と融合したはずの彩禍が現れ、大真面目にプロポーズの約束を果たすために不可解な事件を解決しようとする無色。明らかになる彩禍とアンヴィエットの過去の因縁、事情を知った瑠璃は二人が大好き過ぎて、彩禍のためならどんな困難も乗り越える無色の頑張りがありましたが、事態に決着をつけた彩禍の優しさが効いていましたね。2023/04/20
わたー
20
★★★★★今回メインとなるのは庭園の騎士アンヴィエット。彼の娘を自称する少女スーリヤと出会ったことから、彼と彩禍さんとの過去の因縁が紐解かれる4巻。面白かった。自分の娘ではないと拒み続けるものの、生来のお節介焼きのせいで決して見捨てはしないところがやっぱり彼の良いところだなあと。そんな彼の過去話はかなりキツいものがあったのだが、そこから完全無欠のハッピーエンドに導いてしまうのが、いつものことながら最高だなと。2023/10/10
真白優樹
13
アンヴィエットを父と呼ぶ謎の少女、スーリヤを保護する中、彩禍が突然無色から分離する今巻。―――願いを叶えるその力、今叶えるのは残された願い。 彩禍が復活したり瑠璃が物凄くデレたり、予想外の事態に振り回される中でアンヴィエットの過去に触れていく巻であり、男同士の譲れぬ感情が激突し合う熱さがある中に、相変わらずの面白さがある巻である。少しずつ世界の秘密も明かされていく中、少しずつ強くなっていく無色。果たして彼の進む先、其処に待っている展開とは。次なる災厄はどんなものか。 次巻も須らく期待であるべし。2023/04/21
フラチキさんです
9
★★★★★ 作者さん18冊目。シリーズ4冊目です。ひゃー面白い。ラノベにしては珍しい終わりかたな気がして中々に驚き。タイトルにも則しているし、妻候補の方々が揃って変わりものの状態というのも面白いです(側近メイドに宿り、子供に宿る)。ただ全体を通しても敵役があまりに弱く見えるというのが今作の弱点ではあるなと思いました。アンヴィエットの第三顕現のビジュと、わかりやすい電流というバトルスタイルが良すぎた故に余計気になる。(結局敵役の眼についての説明なさすぎたし)。ごちゃごちゃ言いましたが楽しみに続刊待ちます。2023/05/11
じお
8
★★★★☆ ちょっとした用事でアンヴィエットと共に庭園から外に出た無色達、そこではぐれ魔術師に襲われる少女を助けるが、彼女はアンヴィエットをおとーさんと呼び甘えてきた、果たして彼女は本当にアンヴィ先生の隠し子なのか?女性人気も出そうなバトルラブコメ第4巻。面白かったです、作中屈指の良識人アンヴィエットのターン。彼の世話焼きパパさんっぷりは可愛く、ほっこりと和みます。一方で起きている事件の余波でやっぱり瑠璃が餌食に、この子はギャグ要員としていつも輝きますね。→2024/10/22