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出版社内容情報
リセットしたことで始まる、新たな恋物語
幼馴染の少女・華がついた嘘がきっかけで、彼女への好意を「リセット」の能力で消してしまった剛。しかしバイト仲間の波留の支えや、華と一から関係をやり直すことになったことで剛は徐々に「普通」の青春を取り戻していく。それどころかリセット前以上の関係を剛と作るために華と波留はさらに距離を縮めてくるが、そんな剛の前に彼の生い立ちに関わる重要人物も現れて――
不器用すぎる少年が、「普通」を手に入れるために少女達と共に「リセット」の呪縛を乗り越える恋物語、第二幕
内容説明
幼馴染の少女・華がついた嘘がきっかけで、彼女への好意を「リセット」の能力で消してしまった剛。しかしバイト仲間の波留の支えや、華と一から関係をやり直しはじめたところで剛は徐々に「普通」の青春を取り戻していく。それどころかリセット前以上の関係を剛と作るために華と波留はさらに距離を縮めてくるが、そんな剛の前に彼の生い立ちに関わる重要人物も現れて―。不器用すぎる少年が、「普通」を手に入れるために少女達と共に「リセット」の呪縛を乗り越える恋物語、第二幕。
著者等紹介
野良うさぎ[ノラウサギ]
鎌倉市腰越出身、神楽坂のお菓子屋さん(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
よっち
31
好意をリセットした幼馴染の華と一から関係をやり直すことになったことで、徐々に「普通」の青春を取り戻し始めた剛。そんな剛の前に彼の生い立ちに関わる重要人物エリが現れる第2弾。リセットしたはずなのに胸の痛みを覚えていた剛の前に現れた、彼を導いてきた存在のエリ。周囲の人々が姿を消していく小学校時代、そしてリセット前以上の関係を剛と作るためさらに距離を縮めてくる華と波留。彼女たちに支えられリセットを乗り越えた剛が、笹身や道場たちとも関係をリスタートさせていって、周囲と向き合っていく姿には強く心を揺さぶられました。2024/03/30
凜音
10
読了 生理的に無理から彼のリセットの事なんかを知って多少改善しましたが、やはり自分には合わないな… 申し訳ない。周囲の人の悪辣さが苦手。あれだけ悪意を抱いた人ばかりなのがやはり気持ち的に無理。しかし、2巻で藤堂について多少知った事で彼の周囲のヒロイン達との関係と彼のあの行動なんかはそういう事ねと納得は出来ました。出来れば周囲の醜悪書くなら彼の過去やリセットについてをもっと知りたかったなと思います。きっとここに書かれなかった裏社会の背景や施設なんかもありそうなので。学園青春よりもアングラの方が楽しめそう…。2024/04/01
シノミヤユウ
7
爽やかなハッピーエンド!主人公もヒロインも何かを間違いながらも、自分の想いと真剣に向き合って壁を乗り越えるアツさに目頭が熱くなりました。「間違えたら/リセットしたらそこで終わり」ではない。傷つきながらも自分の想いに素直になって、相手に向き合うキャラたちの熱量に胸を打たれます。自己保身を乗り越え、自分の想いのために足掻くヒロイン達が皆愛おしい!キャラが一気に増え、展開も駆け足だった感は否めませんでしたが、主人公の成長と選択が導いた気持ちいい結末で、「この物語を読めてよかった」と晴れやかな気持ちになりました。2024/04/17
chirako
4
これで終わりなら残念なのですけど。海外ドラマみたいな描き方が好きだし。2巻はずっと主人公が過去と向き合ってるのだけど、それを女性キャラ達を魅力的に描くギミックとして見事に機能させてる。主人公が過去と向き合えば向き合うほどヒロイン達も自分と向き合っていくことで読者にドラマに読ませるのすごくよかった。存在感が薄く便利な負けキャラやんけと思わせる幼馴染ヒロインに終盤まで違和感があったのだけど、最後の最後に彼女こそが最強に自分と向き合ってたヒロインだと描くとか滅茶苦茶によかったです。さすが表紙2024/04/29