出版社内容情報
これは、凛と生きる侍女シャーロットの仕事と秘密と恋の物語。
優しい両親と森でひっそり暮らしていた16歳の娘シャーロット。
しかし外出した両親が予定を過ぎても帰って来ないことから、二人を捜すために森を出て情報の多い王都での生活を決意する。
そんな彼女が紹介された仕事先は――王城の下級侍女だった!
森暮らしの知識や両親から教わった針仕事&狩猟技能により様々な場面で才覚を発揮するシャーロットは、その美貌も相まって王城内でも注目の的に! さらに王国の精鋭部隊に所属する騎士シモンと朝の剣稽古を通じて親交を深めていくのだが、そんなシャーロットを見つめる不穏な男の影も同時に見え隠れし始めて――!?
内容説明
優しい両親と森でひっそり暮らしていた16歳の娘シャーロット。しかし外出した両親が予定を過ぎても帰って来ないことから、二人を捜すために森を出て情報の多い王都での生活を決意する。そんな彼女が紹介された仕事先は―王城の下級侍女だった!森暮らしの知識や両親から教わった針仕事&狩猟技能により様々な場面で才覚を発揮するシャーロットは、その美貌も相まって王城内でも注目の的に!さらに王国の精鋭部隊に所属する騎士シモンと朝の剣稽古を通じて親交を深めていくのだが、そんなシャーロットを見つめる不穏な男の影も同時に見え隠れし始めて―!?
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
はつばあば
45
守雨さんのどの本にも癒されております。レビューを書こうにも上手く表現出来なくなりました。美人でありながら美人という認識を持たず、地道に働き職場の上司や仲間に嫌味も言われず・・愛されるシャーロット。悪い人が登場しないんですよね今のところ😅。シャーロットの産みの母、育ての両親と複雑な生い立ちではありますが、やっぱり愛されて育つって幸せな事です。愛されたからこそ刺繡の技も礼儀作法も剣の腕前も半端じゃないんです。教えてもらっているときはなんで?と思いますが・・それが親の愛情かと。老いなければわからん感情ですかね2024/05/01
蒼
35
自身も知らない出生に隠された真実を、両親は秘匿したままシャーロットの前から姿を消した。それは二人の意図としたことではなかったが、シャーロットは両親に見捨てられたのかそんな事はない何かの理由があると、二つの思いの間を揺れながらも両親が教えてくれた生き抜く力を発揮して自分の道を開いてゆく。そんな彼女を見守り助けようと手を差し伸べる人達と一緒になって、私も彼女を応援しながらの読書はとても心地よい時間となっていた。2024/03/21
よっち
30
優しい両親と森でひっそり暮らしていた娘シャーロット。しかし外出した両親が予定を過ぎても帰って来ないことから、森を出て王都での生活を決意する物語。王城の下級侍女の仕事を紹介されて、森暮らしの知識や両親から教わった針仕事&狩猟技能により、様々な場面で才覚を発揮して、その美貌も相まって王城内でも注目を集めてゆくシャーロット。そんな彼女が騎士シモンと朝の剣稽古を通じて親交を深めていく一方で不穏な男の影も見え隠れする中、物語も大きく動き始めていて、シャーロットがこれからどうなっていくのか続きが気になるところですね。2024/03/21
しぇん
24
Kindle Unlimitedで。森で育ての両親と穏やかに暮らしていた少女が両親が帰ってこなかった事をきっかけに町で暮らして成長していくお話。基本良い人多くてのんびり物語が進んでいきますね。出生の秘密は明かされたけど、その因縁やまだ始まってもない恋がどうなるのか気になりますね2024/07/07
るぴん
24
最近ハマって読んでいる守雨さん。この主人公のシャーロットも特殊な事情を抱えながら、両親に1人で生きるためのあらゆる技術を教えられて育つ。父からは剣術、弓術、狩猟。母からは料理、裁縫、礼儀作法など。両親が行方不明になったことで、他人と接触しない生活から王宮での侍女生活になり、シャーロットの世界がどんどん拓けていく様子が清々しい。続けて下巻へ。2024/04/21
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- 和書
- おこう紅絵暦 文春文庫