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出版社内容情報
こうちゃんのこと 大・大・大好きだけどバレてないから問題ないよね?
《今日こそ、こうちゃんに告白するんだから!》
特にモテる訳でもない男子高校生・二武幸太(にたけこうた)に、いきなり聞こえてきた声。
それは、いつも彼にそっけない態度をとる幼なじみ・夢見ヶ崎綾乃の心の声だった!
綾乃が自分にベタ惚れなんて全く知らなかった幸太だが――。
《本当はこうちゃんの方から話しかけてほしかった……。》
いきなり筒抜けになった綾乃の片想いに彼女を意識しだす幸太。
しかしそこで「心の声」の意外な副作用が見つかって――!?
内容説明
“今日こそ、こうちゃんに告白するんだから!”特にモテる訳でもない男子高校生・二武幸太に、いきなり聞こえてきた声。それは、いつも彼にそっけない態度をとる幼なじみ・夢見ヶ崎綾乃の心の声だった!綾乃が自分にベタ惚れなんて全く知らなかった幸太だが―。“本当はこうちゃんの方から話しかけてほしかった…。”いきなり筒抜けになった綾乃の片想いに彼女を意識しだす幸太。しかしそこで「心の声」の意外な副作用が見つかって―!?
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
よっち
37
ある日猫を助けたことで、猫の神様から異性の心の声が聞こえる能力を得た高校生の二武幸太。そんな彼の前にかつて喧嘩別れしていた幼馴染・夢見ヶ崎綾乃と再会する青春ラブコメディ。異性の心の声がだだ漏れというアドバンテージと、一方で異性から告白されると死んでしまうやっかいな呪いを抱えて、呪いのせいで幸太にベタ惚れな綾乃や、親友・みずきの事情が幸太にはバレバレだったのは苦笑いでしたけど、素直になれない不器用な綾乃を救うために幸太が奔走する展開はなかなか良かったですね。続巻あるならみずきが抱える秘密の解明にも期待です。2021/01/29
ナギ
23
異性の心の声が聞こえてしまう能力を手に入れてしまった主人公とヒロイン達の物語ですが、しっかり押さえる部分が押さえてあってテンプレに近いですが、青春ラブコメとして楽しかったです。個人的には心の声が聞こえてしまうという事でもっとドロドロするのかなと期待した部分もあったのでそこは少しだけ物足りないですが、理不尽な理由で能力を得てしまった部分に同情したいと思います。2021/02/14
ひぬ
21
読み放題。ちょっぴりファンタジーテイストを交えたラブコメ。神様に「女子の心の声が聞こえる」という能力を与えられたせいで幼馴染の片想いに気付いてしまった主人公が幼馴染に振り回せられながらも奮闘する物語。読みやすかったです。ツンデレのバランスも良く、シリアスとコメディも良い具合に混ざっていました。もう一人のヒロインのみずきの少しポンコツっぷりが好きでした。終盤は少し展開が早く、盛り上がりに欠けていたと感じましたが、十分に楽しめました。続くようでしたら続刊は絶対に買います。2021/04/01
げんごろう
15
絶対に告白されてはいけないラブコメ開幕。 異性の心の声か聞こえる能力に目覚めるも、その代償は大きく……。 ファンタジー要素が加えられた設定に、コメディとシリアスの絶妙なバランスが保たれたストーリー。 ツン(リアル)とデレ(心の声)の差が激しいヒロインも可愛く、終始楽しく読ませて頂きました。 今後主人公がこの深い愛の手から逃れることができるのか。次巻も楽しみです。2021/02/12
真白優樹
13
再会した幼馴染にいつも塩対応される少年が、ひょんな事から助けた神様から、心の声が聞こえるようになる飴玉を貰い始まる物語。―――筒抜けになる恋心、躱し遊んで何処へ往く? 外ではツンツン、内心はデレデレ。素直になれぬ幼馴染のギャップに振り回されながら、死ぬのを防ぐために告白を防ぐために立ちまわる物語であり、心の声に振り回されつつも幼馴染の抱える問題を解決するために奔走する、混沌としていつつも〆るところは〆る、シリアスがスパイスとなり甘さを際立たせる物語である。二人の今後は何処へ往く。 次巻も勿論楽しみである。2021/02/03