出版社内容情報
「税が誕生した背景」「税金の制度や種類」など、税法の歴史・仕組み・考え方を解説!
内容説明
本書では、「税が誕生した背景」「税金の制度や種類」「税法の重要な判決」などを取り上げ、豊富な事例とともにやさしく解説しました。
目次
序章 巨額の課税は税法で決まる―武富士事件(1300億円の贈与税等が取り消された判決)
第1章 税法の歴史とは?
第2章 税法の重要判決にはどのようなものがあるのか?
第3章 税法とはそもそも何か?
第4章 税法の基本原則を知ろう
第5章 税法の解釈とは?
第6章 税法の制度を押さえよう
第7章 不服申立て・税務訴訟とは?
著者等紹介
木山泰嗣[キヤマヒロツグ] 
1974年横浜生まれ。青山学院大学法学部教授(税法)。上智大学法学部法律学科を卒業後、2001年に旧司法試験に合格し、2003年に弁護士登録(第二東京弁護士会)。その後、ストック・オプション訴訟などの大型案件を中心に、弁護士として、税務訴訟・税務に関する法律問題を取り扱ってきた(鳥飼総合法律事務所。2015年4月から客員)。2015年4月から現職(2016年4月から、同大学大学院法学研究科ビジネス法務専攻主任・税法務プログラム主任)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
kei-zu
25
          
            大学教授を務める弁護士による税法入門。 税法の歴史から始まり、重要判例、法制度、納税者の救済制度についてまで幅広く論じる。平易で読みやすい文章で、刊行時はベストセラーであったようだ。 巨額の税額を対象とした訴訟について、最高裁で逆転判決が出るなど法解釈の「おもしろさ」に触れることもできます。 関係条文の引用など注釈も丁寧で、複雑な税法の勉強の契機に良い本だと思います。2021/10/08
          
        aloha0307
21
          
            税務は会計の3倍 細かくて複雑...これ実感です。経験された方は事業税の計算がいかに複雑怪奇で時間がかかるか分かってくださるかと... 本書は残念ながら実務には殆ど糧になりませんが、税 の誕生背景、制度&種類、重要判決をテーマにかみ砕いて教えてくれる。大日本帝国憲法より税法のほうが先に制定 は驚きました。この5月末は各種税務申告の提出期限。 考えただけで気が重たくなってきます。さあ、3キロほど走ってくるか...2018/05/27
          
        ヤギ郎
13
          
            税に関する法律書。しっかり判決を参照しているところがいい。ふーん、と思わせるところもあって、おもしろい。脚注で、税法以外の法律分野によく登場する用語の説明をしていて、法学入門者にとってありがたいつくりになっている。歴史や実態にも触れているところが、教養を深める役割をなしている。今度は、細かな法律(所得税法や消費税法など)よりも、税制、制度について読みたいな。2017/10/20
          
        リットン
7
          
            申告納税制度の話とか面白かった。確かに会社員やってる分には税金払ってる感覚ないもんなぁ。子どもたちは租税について知らないまま会社員になりその感覚がないまま源泉徴収と年末調整で一生過ごしていて、納税者として、主権者としての意識がなくなっているっていう引用はたしかになと思った。一方で、源泉徴収は仕組みとして、めんどくささを会社に押し付ける方式であって、国にも給与所得者にも利のあるシステムだと思うと、それ自体が悪いものかと言われるとそうではないけどなぁ、、とも思う。難しいところだなぁ。。2022/07/29
          
        スパイス
7
          
            租税法律主義 →法律に書いてない課税はできません 文理解釈 →税法は財産権を侵害する侵害規範なので、法律の拡大解釈はいけない シャウプ勧告 →シャウプ勧告により直接税中心、累進課税等が生まれた 通達は課税庁内の文書のため絶対ではない2022/04/09
          
        

              
              
              

