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内容説明
戦国・明津国の武家に生まれたクロウは、武力偏重の故郷を離れ、遠い異郷の地エルトレス王国に辿り着く。そこで彼は、若くして騎士団長となった女騎士クラヴェリーナと出会い、軍師として押しかけることに。はじめは不審者として捕まったクロウだが、王国が手こずっていた盗賊を、その知略でたやすく討伐したことで、周囲の評価は一変し―。
著者等紹介
在原竹広[アリハラタケヒロ]
2003年「桜色BUMPシンメトリーの獣」(電撃文庫)にてデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
よっち
26
明津国生まれのクロウが遠い異郷の地エルトレス王国で若き騎士団長クラヴェリーナと出会い、軍師として押しかける物語。クロウが言葉を十分に理解しきれない序盤はもどかしく、また軍略を軽視しがちな王国のありようにも首を傾げましたが、高い志を持ち続け不遇にも屈しないクラヴェリーナがたびたび陥る窮地に、最初は不審者扱いだったクロウが限られた条件の中で状況を打破して、彼女や従卒リフィの信頼を得てゆく展開はなかなか面白かったです。次巻では腐敗した王国内での立身出世だけでなく、外敵の侵攻や難敵も出現しそうで戦記としても期待。2016/07/29
しぇん
12
異国で出会った女性騎士に惚れ込み押し掛け軍師になった所から始まる物語。物語的にはまだまだ始まったばかりという感じですので、面白くなるかはこれから次第でしょうか。派手な戦などもまだ無いので、軍事的にも地味な活動が多かったですし。2016/07/30
真白優樹
11
若き騎士団長の少女の元に異国の少年が来訪し始まる物語。―――その想いは真っ直ぐ故に止まらない。一目ぼれから始まる少年が鬼謀の軍師へと成り上がる物語、今巻は最初の巻という事もあり国内の内憂への戦いと知謀の顔見せとなっている。平和ボケしたこの国も内部は割とどころかかなり腐敗している様子であるがこの状態で外からの脅威に立ち向かうことはできるのか。真の軍師であるならば外患を生かして国内の病巣を排除位して見せると思うがこの少年は果たしてそれが出来るのか。始まったばかりの物語はどこへ向かう。 次巻も楽しみである。2016/08/04
ラル
10
なかなか好きだった!主人公のヒロインに対する気持ちがまっすぐなので読んでいて気持ちのいいものでした。眼を見張るような活躍ぶり…というには今巻はステージが小さかったものの、そこは次巻で大きな話になりそうなので期待です。正直外れの覚悟もしてたけど、なんかふわっと読めてしまいました。特に心揺さぶられるような展開があったわけではないんだけど…クロウの憎めなさが大きいのかな?軍師ものだと主人公の智謀が冴え渡り主君の信頼がみるみる厚く…というのが多いけど、クロウは異国出身の事情もあり何かと不遇で応援したくなるw2017/05/05
尚侍
7
物語的には面白かったのですが、軍師物と言うにはやや設定が弱く感じました。主人公が外国出身で言葉がたどたどしいというのは、もう少し作品の世界観が狭いのであれば物語のアクセントとして機能したと思いますが、これだけ本格的な世界観の中で言語的がネイティブでない軍師が活躍するのは、いくらラノベとは言ってもさすがに厳しいと思うので、そのあたりがややアンバランスだったかなと思いました。この世界観であれば普通にネイティブの主人公でよかったと思うのですが……。2016/08/04
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