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内容説明
田舎の城主から辺境伯まで成り上がった高校生・清川ヒロト。その並み外れた度量の大きさはいつ育まれたのか?ヒロトに出会ったときミミアは、ヴァルキュリアは何を感じていたのか。キュレレが相一郎に懐いた理由とは?辺境伯ヒロトにヴァンパイア族の宿舎管理を任されたソルシエールに降りかかる試練とは?ヒロトの秘密が露わになる第9巻!
著者等紹介
鏡裕之[カガミヒロユキ]
滋賀県立膳所高校を経て、北海道大学文学部英文科卒業(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
sibasiba
5
今回は短編集。主人公の幼少期の話は面白かったが物語初期をヒロイン視点で振り返る話が連続する構成は正直苦痛なまでに退屈。ソルシエールみたいにヒロインが主人公でちょっとした事件を解決するような話で良いのに。2017/01/10
Ency [L-N]
5
ヒロトの幼少期のエピソードや、ミミアやヴァルキリア側の視点からヒロトとの出会いを描いた短編など5編収録の短編集な9巻でした。ヒロトが主に父親から受けていた情操教育が興味深かったり、あの時の彼女はこんな事を考えてたり行動してたりしたたのだなぁ、というのが判る短編集でした。まあ1巻の刊行が3年前なので、細かい所は大分忘れているのだが…。思えば遠くへキタもんだ? ヒロトはいまや辺境伯だもんなぁ。キュレレがメインの話も新鮮だった。彼女は大体「本」しか喋ってませんのでw 内面は(当然だが)色々考えてるのね、と。2016/09/10
真白優樹
3
ヒロトの心の成り立ち、そして少女達の想いが描かれる短編集な今巻。―――昔の出来事、秘めた想い。今巻は内政部分の割を喰らいつつあるヒロイン達を掘り下げ、ヒロトの根源にも触れる内容である。ヒロトの過去、そこで彼女を助けなければ物語はきっと全く違う姿を取ってたのであろう。そして少女達の最初の戸惑い、そして好意の自覚といった内面が丁寧に描かれている。・・・やっぱり異邦人、ヒロトの考え方はこの世界の人たちにとってはまさに新しき風であり、そんな彼だからこそヒロイン達もヒロトに惚れたのだろう。 次巻も楽しみである。2016/08/03
那須了
3
物語は一時中断して短編集でした。ヒロトと各ヒロインとのエピソードを主に女性たち側の視点で描いたもの。この作者の作品はむしろおっさんキャラのほうが多いんじゃないか?ってくらい登場人物がいるので、1人1人の描写は少なくなりがちで、改めて掘り下げてくれたのは良かった。ヒロトがどんなふうに、若くして弁の立つように育ったのかというのも興味深かった。あとゴブリン遊びは僕もしたいです。2016/07/30
小麦茶
0
短編集。これ4巻くらいでやる話じゃないかな。 この手の順番に並ばない話ってナンバリングを調整してくれたほうがわかりやすくていいんだけど・・・2017/05/16