出版社内容情報
多様な生きものたちによって安定した生態系を維持してきた芦生原生林は、近年増殖したシカの食害によって急激に荒廃。この原生の森を次世代に引き継ぐために20年間にわたって歩きつくして調査した一フィールドワーカーの貴重な記録。
●著者紹介
福本 繁(ふくもと・しげる)
1953年 奈良県生まれ 小さいときから野山に親しむ。1971年から3年間 日本中を自転車で旅する。1975年 東北と信州の山々を長期にわたって旅する。1976年 残雪の北アルプス長期縦走。1976年から5年間 北海道大雪山で高山植物監視員。2002年 芦生に頻繁に入林 現在に至る。司法書士 京都市山科区在住
●コラム執筆
石原正恵(いしはら・まさえ)
京都大学フィールド科学教育研究センター 准教授、博士(農学)。芦生研究林 林長
阪口翔太(さかぐち・しょうた)
京都大学大学院 地球環境学堂/人間・環境学研究科 助教、博士(農学)。
内容説明
原生林から生まれるサイエンス、市民研究者が見続けた芦生原生林の20年。
目次
1 芦生原生林への誘い(芦生原生林の未来のために;原生林の四季)
2 芦生原生林の調査と現状(原生林との出合い、そして調査へ;希少植物の分布調査;シカの越冬調査;タヌキの溜糞調査)
3 これからの芦生原生林(調査から保全へ;原生林を次世代に引き継ぐために)
著者等紹介
福本繁[フクモトシゲル]
1953年奈良県生まれ、小さいときから野山に親しむ。1971年から3年間、日本中を自転車で旅する。1975年東北と信州の山々を長期にわたって旅する。1976年残雪の北アルプス長期縦走。1976年から5年間北海道大雪山で高山植物監視員。2002年芦生に頻繁に入林。司法書士(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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