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内容説明
教会で勇者の蘇生を生業としているラルフはセクハラ常習犯のクズ神父。クズのくせに魔力は魔王をも凌駕する程だが、ラルフを更正させようと頑張る異端審問官の金髪ツインテ少女シャロンはちょっと苦手。前から、教会本部に睨まれていたラルフだが、ある日ついに異端認定されてしまう。仲間と見なされたシャロンと2人、愛の(?)逃避行が今始まる。
著者等紹介
城道コスケ[キドウコスケ]
『あの神父は、やっぱりクズだった』にて第9回HJ文庫大賞の銀賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Yobata
19
教会で勇者の蘇生を職業としているラルフは屑で下衆な神父ながらも魔王をも圧倒する程の実力の持ち主。しかし唯一の天敵は異端審問官のシャロン。その彼女に鞭を打たれながらも日々を過ごしていたラルフはある日シャロンと共に異端認定されてしまい…。金に貪欲で常にセクハラを目論んでる聖職者と思えない程のクズ神父であるラルフだけど、この世界では勇者の横暴と利権に群がる異端審問官達が最悪のゴミ野郎すぎるので、ラルフの方がまともに見えたし,シャロンとの逃避行の際には勇者に憧れた過去や本当の勇気を見せるシャロンを思うなど→2016/04/04
真白優樹
6
勇者を蘇生させる役目の屑で下種な神父が異端審問官の少女と共に逃避行を繰り広げる物語。―――こんな神父はとんでもない。神父というより破戒僧、だけど実力は最強なこのラルフという神父、人間性は下種ながらシャロンを何だかんだ大切にしていたり根っこの部分はまだ下種ではないのだろうか。ちょっと煩悩に全力なだけで。勇者が溢れすぎているからか下種な勇者も存在し教会や異端審問官の中にも真っ黒な連中が溢れているこの世界、この二人はどんな方向へ進み世の中を駆け抜けていくのだろうかどうなるのだろうか。 次巻も楽しみである。2016/04/04
ユウ
3
神父は、タイトルどうりだったけど、勇者も勇者だしね。そんな感想がありますね。しかし、物語が進むにつれて、面白くなっていき、まただんだん神父がかっこよく見えるのは私だけでしょうか?続きがあるなら読んで見たい作品でした。2016/05/28
1_k
3
半分まで。残念ながら、PPがなくて方向性がはっきりしなかったり、キャラに好感が持てなかったりストーリーラインも平板だったりと、ひかれる要素が見あたらなかった。文体も含めて作り方がなんだかWEB系っぽいにおいがしたが、応募作のようだ。非WEB系にもWEB系の影響が浸透しはじめているのかねえ。2016/04/09
jr5477
2
ストーリー:5 人物:3 友人から渡されたので読んでみました。勇者と教会の関係は面白い観点だなと感心しましたが、人物が致命的に合わなかったですね。どうもクズなキャラクターは苦手です。出会いの印象が悪いせいで山場でも「今更頑張った所で…」と言う感じで白けて見てしまいます。最後も更生していないし尚更。それから平均的にヒロインの方が活躍していて、いい所だけかっさらった感も好きじゃないです。あとは魔王軍まで出したのは欲張りすぎだったかなと。ページ不足で色々と薄さが目立つ結果になってしまった気がします。2016/08/28