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内容説明
長いあいだ、不自然なまでの存在感の薄さに悩んできた高校生・巽征吾は、クラスのアイドル天道凛々花が「他人に建前しか言えない」状態であることを偶然知ってしまう。征吾の前に現れた「すずめ」と名乗る少女によると、征吾と凛々花の身には、創造神が世界を創った際に手違いがあったため、超自然的な“バグ”が発生していると言うのだが!?
著者等紹介
しやけ遊魚[シヤケユウナ]
第3回ノベルジャパン大賞(現:HJ文庫大賞)にて奨励賞を受賞し、「こもれびノート」(HJ文庫刊)でデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
王蠱
7
神さまの手違い、というか突貫工事のせいで発生した”バグ”に振り回されることになった少年の物語。物語の運び方自体は探せばわりと見かけるものではあるがキャラに十分な魅力としっかりとした背景が備わっており派手さはないがなかなかに良作。ぼっち、もとい孤独の苦しさを実体験として分かる人間としちゃ征吾の心情は辛いくらいに感情移入できてしまって、だからこそ一緒に一喜一憂シンクロして楽しめた。2巻以降あれば各キャラの掘り下げに期待。絵師的&キャラ的にえりえりはどっかの頼りないラスボスと被って感じたりww2013/08/13
半熟タマゴ
6
バグが生じて存在感がなくなった少年と本音が言えなくなった少女のお話。クラスメイトの前で嘘しか言えない凛々花より征吾の前だと本音でしか話せなくなる凛々花の方が可愛かった。ナンバリングはないけど帯に新シリーズって書いてあるから続き出るよね?2013/09/01
KUWAGATA
5
悪くはないのだが…、どうにも色んなものをあっちこっちから借りてきてツギハギして作った作品という印象を拭えなかった。ヒロインやすずめの性格もブレがあるようで捉えにくく、状況描写もわかりにくかった。全体的にもう少し詰めていけば、もっと面白くなったのにという感じです。そういう意味では惜しい作品です。続きが出れば読んでみたい程度には、今後に期待です。リリカはまあまあ可愛いですが、幼女趣味と機械音痴という属性は不要だと思いました。2013/11/29
ユウ@八戸
3
設定はいいのに、この微妙な読みにくさはなんだろう……。どことなく素人くさい文体なのかな。合わない人は10ページくらいで投げちゃうと思う。嫌いじゃないけど、人におすすめできるくらいおもしろくはないかなぁ……2013/08/10
1_k
3
まさかの2chネタ、God Creationの人生オンラインがラノベになるとは。しかし、面白くなりそうな要素はたくさんあるのに、なぜか今一つ面白さに繋がっていない。出落ち気味。掛け合いも十分面白そうに見えて、使い所が散漫なのか、勢いがなかなかつかない。ストーリー展開が遅めで、ダラダラしているからか? まあ、第一作だと力量が足りずにこういう微妙な出来になるものだし、今後に期待か……と思ったら第二作か……。2013/08/02