日本式教育の海外展開とインパクト―往還する高専/KOSENと日本式国際学校の新潮流

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日本式教育の海外展開とインパクト―往還する高専/KOSENと日本式国際学校の新潮流

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  • サイズ A5判/ページ数 344p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784798503769
  • NDC分類 377.3
  • Cコード C3037

出版社内容情報

工業高等専門学校いわゆる「高専」は近年アジア各国で注目をされ、高専をモデルにした教育機関が相次いで設立されるようになっている。海外展開については日本の高専も積極的な支援や協力をしており、KOSENは高等専門教育の代名詞ともなっている。また学力の習得に加えて徳育を重んじる日本の教育内容や教育方式は、海外で高く評価をされ、日本式の国際学校も設立されている。こうした日本式教育の輸出と輸入に際しては、受入国の教育文化風土を尊重するともに、受入国の教育行政においては日本式教育をベースにしながらも自国の伝統を踏まえて主体的なカリキュラム開発が行われている。

本書ではまず日本の高専教育を取り上げ、その歴史と現状を述べたあと、国際化と国際協力という往還的取組みによって高専の教育組織とカリキュラム改革に生じた変化を、教員や学生を対象とした実態調査で明らかにする。そしてそこからはとりわけ多文化カリキュラム構築の課題が示される結果となった。次に日本式教育の海外展開については、日本式教育がどのように評価され受け入れられているのか、日本式国際学校の事例調査により明らかにする。

本書は中国、モンゴル、ベトナム、タイそして日本における高専/KOSENや日本式教育の実態調査を通して、日本式教育の輸出とそれに伴う往還が、日本および受入国の双方にもたらす教育効果を明らかにするものであり、グローバル時代における教育改革の課題と展望が示されるだろう。

内容説明

国際交流や連携が活発化するなか、日本の高等工業専門学校(高専)や徳育など人間教育に注力する日本式教育はアジア諸国から注目され、導入国が広がりつつある。その往還を通して、導入国の学校組織や教育制度はどのように変化して、また日本の教育にもフィードバックが及んだのか。そしてそこから浮かび上がる日本の教育改革や国際化における課題とは何か。中国、モンゴル、タイ、ベトナムと日本の現状を探る。

目次

第1部 高専の国際展開による国内インパクト(国立高専の国際展開の概要;高専教育の学習方略から見た特徴 ほか)
第2部 海外から見た高専教育・高度専門職業教育の特徴(海外から見た高専教育制度の特徴;中国の高等職業教育の国際化および海外提携の展開)
第3部 海外のKOSEN教育と国際連携(ベトナム工業短期大学におけるKOSEN教育導入の取組み;日本式高専教育の実践について―モンゴル国における日本式高専教育実践への協力を通じて;タイにおける高専教育の展開―赴任教員への聞取調査を中心に)
第4部 日本式国際教育の海外展開とその教育的意義(柳川高等学校附属タイ中学校での日本式教育の導入と接続;ベトナム日本国際学校における多文化カリキュラムの運営 ほか)
第5部 日本式教育の海外展開とインパクト(教育の借用と受容の理論的枠組みに関する一考察;高専の海外往還に伴う海外KOSENと国内高専へのインパクト;海外の日本式学校からいかに学ぶか)

著者等紹介

竹熊尚夫[タケクマヒサオ]
九州大学大学院人間環境学研究院(教育学部)教授(比較教育学)。九州大学大学院教育学研究科博士後期課程、日本学術振興会特別研究員、九州大学教育学部附属比較教育文化研究施設助手などを経て現職。博士(教育学、九州大学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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