内容説明
開港四五〇年、長崎を読む!長崎大学のプロフェッショナルたちが探求する、長崎の多彩な魅力。異国文化が日本文化と融合した長崎。その独自の魅力を長崎の地に立って解き明かす。
目次
巨樹の記憶―二人のルイス
ポルトガル人が聞いた室町末期の長崎ことば
近世貿易都市長崎の特質を考える―尾曲がり猫はどこからきたのか
長崎の陶磁器にみるグローカル化
交響する長崎の中国文化―おどり、りょうり、まつり
長崎八景―漢詩から長崎版画へ
長崎の鎮守諏訪神社
出島オランダ商館で書かれた最後の日本語文典の成立とその背景
長崎における海軍伝習―新知識・新技術導入の窓口として
幕末期における長崎のグラバー商会と志士たち―長州藩・薩摩藩のイギリス留学
倉場富三郎が遺した日本西部及南部魚類図譜(通称:グラバー図譜)
長崎に誕生した西洋式病院―長崎小島養生所
長崎医科大生たちの一九四五年
長崎の世界遺産―「潜伏キリシタン関連遺産」の問題点と今後の課題